注)この搭乗記はコロナ禍以前のものです。最後にインドに行ったのは2020年3月のムンバイ。この搭乗記はさらにその前、ニューデリーを訪れた時のものです。
ニューデリーのインディラ・ガンディー国際空港でチェックイン。
「エグゼクティブクラス」のカウンターはがら空きでした。
搭乗まではエア・インディアのラウンジで時間をつぶしました。
搭乗券です。
機内持ち込み手荷物のタグにも、このようにセキュリティチェック済のスタンプが押されます。搭乗の際にはスタッフがこのスタンプをしっかりと確認していました。
時刻となったので搭乗します。機材は787でした。このタイプのシートは足元が広々としているので楽です。
シートコントローラは直感的にわかりやすいデザインです。
赤色の袋の中にはアメニティのアイマスクと靴下。
ウエルカムドリンクはロゴ入りのグラスで供されます。
肘掛けの下にエンタメのコントローラーが収納されています。なんだか形状が一昔前のゲーム機のコントローラーのようです。
電源はユニバーサルタイプのコンセントがあります。USB電源に関しては壊れていて差し込めませんでした。
シートの下部には破れが見えます。なるほど噂には聞いていましたが最新鋭機とは思えぬヤレっぷりです。
細部ではボロが目立つエア・インディアですが、足元を前の座席下に突っ込むタイプでは無いので広々としている点は良いですね。
クッションは二種類。黄金色のクッションカバーがマハラジャ感を醸し出しています。
読書灯はフレキシブルアームで自由自在。
ブランケットに汚れはありませんでした。
ヘッドホン。当方は手持ちのノイズキャンセリングイヤホンを使うので使用感はわからずじまい。
機内エンタメのプログラム。さすがボリウッド作品は充実しています!言葉はわかりませんが、あの独特の動きが好きです。
隣の座席にご高齢のインド人の乗客が着席、ビジネスクラスはほぼ満席となりました。
離陸! 46分遅れでデリーを出発しました。
まず先に照明が落とされました。それからテーブルがセットされました。食事をとらずに寝る人もいるでしょうから、こうした配慮は素晴らしいと思います。
私も普段なら深夜帯の機内食は食べませんが、初めてのエア・インディアだけに、一体どんな機内食なのかを経験したかったので、いただくことにしました。
おつまみのアーモンドです。歯が欠けるんじゃないか?…と思うほど硬くて歯ごたえ十分でした。眠気も吹っ飛ぶ硬さです。
深夜食です。量は控えめで適量でした。インド料理を頼みましたが、辛すぎるようなこともなく美味しくいただけました。
食事が済んだらトイレに行って寝る準備です。
トイレ内のアメニティ。インドの航空会社だけに「KAMA」でも使っているかと期待したのですが、ノーブランドのようでした。
寝ます。隣のインド人のご老人は、席を倒すこと無く食い入るようにボリウッドを見続けていました。
夜が明けて、気圧変化による耳ツンで目が覚めました。既に飛行機は経由地の香港に向けて降下中でした。
港珠澳大橋が見えます。
隣のご老人は座席をフルフラットにして熟睡中ですが、CAさんは男性を起こすこともなく、飛行機はそのまま最終の着陸態勢に入りました。さすがエア・インディアです。
そういや昔、ラマダン期間中のエジプト航空国内線の夕刻のフライトで、お腹を空かせた乗客の要望に応えるべく、カイロへの着陸態勢の中でカートを押して機内食を配っていたエジプト航空のCAさんの姿を思い出しました。
定刻より58分遅れの7時28分に香港に到着。乗客の半分近くが降りていきました。
清掃スタッフが乗ってきて機内清掃が行われます。乗務員も香港で入れ替わりました。
駐機中にお目覚めドリンク。
香港に経由すること55分で最終目的地の仁川に向けて離陸しました。
香港島上空を高度を上げていきます。石澳(セックオー)半島上空から南シナ海へと出ました。
朝食が配られました。インド料理はもう結構だったので洋食にしました。
代わり映えのないメニューですが、大ハズレは無いという安心感があります。
787の窓は陽射しがキツイ時に便利ですね。
適度に眩しさをカットしてくれて、それでいて外の景色を見ていられるのがありがたいです。
アメニティポーチの中身をチェック。ポーチの内側はエア・インディアのマスコットであるマハラジャ君。
ポーチの内容物一覧。
ハーブ歯磨き ピーチのリップバーム サンダルソープ
ハンドサニタイザー、ローション、フェイスウオッシュ、オード・トワレ。どれも匂いは強めです。
そして外観からは意味不明だったのが木製のこちら。
象の部分を折り返すと、立て掛けられる鏡になるのでした。
そんなこんなしているうちに韓国が見えてきました。きれいな仁川大橋が見えます。
徐々に高度を下げていきます。
仁川国際空港に着陸しました。
初めてのエア・インディアでした。次も乗るか?と問われれば、他の航空会社が就航していない路線であれば、仕方なく乗るしかない…といった感じです。
今回フライトのログ