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【乗船記】世界最大級!ハーモニー・オブ・ザ・シーズ 「ロイヤルロフトスイート」:前篇

「ロイヤルロフトスイート」

世界最大級の客船「ハーモニー・オブ・ザ・シーズ」で再びカリブ海クルーズに行ってきました。

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以前にも同じ船の「シングル」を利用しましたが、アメリカ的なカジュアルクルーズはとても刺激的で面白く、コスパ面でも優れているなぁと思ったので、再度乗船することにしました。

前回の「シングル」を利用したクルーズの乗船記

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 1日目

下の写真は出発地のフロリダ州フォート・ローダーデールにあるポートエバーグレイスで撮影したものです。客船ターミナルの周辺はフェンスで囲まれていて、あまり撮影ポイントはありませんが、駐車場の外れ付近からですとフェンスのすき間から撮影が可能でした。

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前回はデッキ4階にある「シングル」でしたが、今回の部屋はデッキ17階に位置する「ロイヤルロフトスイート」です。エレベーターはスイートの客室カードキーを差し込むことで、途中ノンストップで客室階まで直行します。

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ここ17階にはスイート客室の他に、スイート専用のラウンジ、キッチン、バー、サンデッキがあります。

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こちらはスイート客専用のSuite Lounge(スイートラウンジ)」です。

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朝食やディナーなどは隣接するCoastal Kitchen(コースタルキッチン)」でとります。ここはあくまでもラウンジとしての利用のみです。それなのにとっても広く窓も大きく開放感があります。

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ロイヤルロフトスイート

今回の船室です。部屋面積は141,5㎡。1階にはリビングとサブの寝室とサブのバスルームがあります。

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主寝室

ロフトにあります。

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別角度から見た主寝室のベッドの様子です

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副寝室

1部屋の定員は6名です。家族連れなどで利用した場合は、副寝室を子供用にしたりするのでしょう。私の場合は一度も使うことのない部屋となりました。

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クローゼット

ウォークインクローゼットです。ロフトの主寝室の後ろ側にあります。容量は十分すぎるほどあります。あちこちに分散して入れると帰り支度の際に忘れてしまいそうなので、いつものビジネスホテルのように、せいぜい扉1枚分ぐらいしか利用しませんでした。

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水回り


ロフトのフロアにあるメインのバスルームです。

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ジャグジーです。縦サイズのみならず横幅もあるので、2人が向かい合う形でつかることが出来ます。

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シャワーブースも2人並んで使用が可能です。アメニティはすべてロクシタンのフルボトルサイズでした。

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洗面台ももちろんダブルシンクです。シングルレバーの混合栓で水圧も温度も申し分ありませんでした。

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さすがにお手洗いは一人用です。

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メインのバスルームとは別に、1階にはもうひとつのシャワーブースとお手洗いを備えた水回りがあります。ちなみにこちらにはバスタブはありません。ここもまた今回のクルーズ中にトイレと洗面台以外を使うことはありませんでした。

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バルコニーの面積は78,3㎡あります。部屋の2辺をL字形に囲むようにバルコニーがありますが、その側面部にはジャグジーが備わっています。

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部屋の探索を切り上げて、まもなく出港なので部屋を出てデッキ17階の前方にあるスイート専用のSuite Sun Deck(スイートサンデッキ)」に向かいます。「ロイヤルロフトスイート」の部屋は申し分ないほど素敵なのですが、あいにく部屋のバルコニーは側面と後方に面しているのみなので、前方の広がりを感じられる風景を楽しむには、やっぱりデッキに上がらざるを得ません。

ポートエバーグレースに停泊中の「カーニバルクルーズ」の船が見えます。あちらの船もほぼ同じ時刻に出港するようです。

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船のエンジンが始動するとジャグジーの水面が規則正しく波立ちました。

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大きな船体が水路をソロリソロリと進んでいきます。舳先に人影が見えますが、あの部分は乗員専用区画なので乗客が立ち入ることはできません。

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遠ざかっていくフォート・ローダーデールの町並み

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客室に戻る前に船内をブラリ。船内にはブランドショップも多数あります。財布の紐が緩みがちになるだけに気を引き締めねばなりません。

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クルーズ中はこれらの店でセールなども行っていましたが、物がモノだけにおいそれとは手が出ません。

カジノで一発当てれば買えるかもしれませんが、小心者のわたしはギャンブルに関しては、金を失うのが恐ろしくて手が出ないためにムリです。

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ジェイミーズイタリアン

そろそろ昼ごはんにします。食事はクルーズ料金に含まれていますが、特別なレストランは別料金となります。デッキ8階のセントラルパークに面したレストランJamie's Italian(ジェイミーズイタリアン)」はイギリスのカリスマ料理家、ジェイミー・オリバーが展開する「ジェイミーズイタリアン」の船内支店です。こちらの店は別料金となりますが、カジュアルなイタリアンなのでそれほど高額ではありませんでした。

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前菜 これで2人前。 これだけでお腹が膨れてしまいそうです。

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新鮮な季節の食材を使った手作り感と特別感のあふれる素朴で小粋なイタリアン料理とのことですが、申し訳ないけどそこまで大層なものではなく、せいぜいサイゼリヤに毛が生えた程度にしか思えませんでした。

サラダにはチーズがふんだんにかけられました  パスタとリゾット 味は濃いめ 

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カラマリも頼みました。パスタとリゾットで既に満腹になっていたので注文したのを後悔しました。「そう…ここはアメリカだったのだ…」。でも貧乏性なので食べ物は絶対に残しません。

店内にはジェイミーオリバーが監修?したかのような陶器も販売されていました。旅先で陶器を買うのは、車旅でも無い限り持り帰りが大変なので購入することは個人的にはありません。

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食後はデッキ6階後方にある「Boardwalk (ボードウォーク)」へ。「Carousel(回転木馬)」に乗ろうとする客の列ができていました。

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Starbucksスターバックス

船内とはいえ、ボードウォークは屋外になるので、やっぱり暑いです。ボードウォークにはStarbucksスターバックス)」の船内支店があるので冷たい飲み物をいただきます。ちなみにここもクルーズ料金には含まれていません。

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Wonderland(ワンダーランド)

ウダウダしているうちにディナータイムとなりました。船内では寝ているかゴハンを食べているかしかありません。船を降りる頃には体重はどれぐらい増えているのでしょうか?

晩御飯はデッキ12階にある創作料理の店「Wonderland(ワンダーランド)」にしました。こちらもクルーズ料金には含まれていないレストランとなります。

店内は2層吹き抜けとなっています。12階に入り口とフロントがあって、テーブルは階段を下った11階部分になります。メニューは濡らした筆で紙をなぞると浮かび上がるという子供だましの趣向。

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前菜

「Oceanic Citrus 」 スパイシーツナと柚子のグラニータ。(写真左下)

「Crispy Crab Cones」 シラントロ(コリアンダー)とアボカドのムース(写真右下)

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野菜料理には「ベビーベジタブルガーデン」という名前が付いてました。

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メインは牛肉とポテトの肉料理。

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もう一品のメインはヨーロピアンシーバスをタマリンドで味付けした魚料理にしました。

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デザート …だったと思われる。もはや記憶に残っていない。

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2日目 3日目

2日目と3日日は終日洋上です。朝早くはプールは未だ入ることは出来ません。

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散歩がてらデッキ5階の「Running Track(ジョギングトラック)」を一回り。

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運動後は朝ごはんを食べにデッキ16階にあるビュッフェレストランWindjammer Marketplace(ウィンジャマー)」へ。スイート客専用レストランもありますが、朝は自分のペースで気軽にサクッと手っ取り早く食べたいので、ビュッフェが良いです。

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朝食後は部屋に戻っても寝るだけになるので、フラフラと船内を散策します。

デッキ14階にある「Nursery(託児室)」です。

このような施設があるので、子供連れで乗船した場合は、こちらにあずけて夫婦2人だけでお酒を飲みに行くなんてことも可能です。

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同じくデッキ14階にある「Adventure Ocean(児童館)」の一室です。こちらは理科室のようでした。

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終日洋上の日は、船内のアトラクションは賑わっています。デッキ6階の後方にあるボードウォークも活況を呈していました。

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デッキ15階にあるプールも同様に混んでいました。

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デッキ8階にあるCentral Park(セントラルパーク)」をぶらつきます。日影であることと、周囲を囲われているにも関わらず風が通るので気持ちの良い空間です。

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壁面緑化が見事です。

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朝に続いてデッキ5階にある「Running Track」を散歩します。食べて寝てばかりなので意識的に身体を動かさないとヤバいです。トラック沿いには途中で休める場所もありますが、ここを利用している人は航海中一度も見たことがありません。

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晩御飯はデッキ5階にある「Main Dining Room(メインダイニング)」でステーキをいただきました。こちらのレストランはクルーズ料金に含まれています。

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食後はデッキ6階船尾にある屋外の円形劇場「Aquatheater(アクアシアター)」で音と光と噴水によるアーティスティックな水中ショーや迫力あるダイビングショーを見学します。このショーは前回乗船した際にも見学して感心するほどの出来だったので、また見に来ました。スイーツ客には専用の座席が用意されているので、早くに来て席取りをする必要はありません。

ショーが終わった後は夜のセントラルパークをブラリして部屋に戻ります。

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終日洋上の日は船内のパブリックスペースはどこも賑わっています。そりゃ船から降りれなければ暇ですからね。個人的に航海日は自室にこもり、寄港地で多くの乗客が下船してから、船内のパブリックスペースを心置きなく堪能するつもりでいます。以前に訪れたことのある寄港地は、さほど興味がないからこの手が使えるのかもしれません。

明日のクルーズ4日目はセントマーチン島に寄港します。ちなみにここは下船します。

 

世界最大級「ハーモニー・オブ・ザ・シーズ」ロイヤルロフトスイート乗船記の後編へ続く