佐世保から五島列島の小値賀島に向かいました。佐世保からは宇久島、小値賀島、中通島などの上五島に向かう船が出ています。
佐世保港には新みなとターミナルと鯨瀬ターミナルの2つのターミナルがあります。
駅に近い「新みなとターミナル」は、大島・松島・池島・崎戸・横瀬(西海市)・津吉(平戸市)行きの近海航路の旅客ターミナル。
一方の「鯨瀬ターミナル」は上五島航路の旅客ターミナルになっています。最上階には無料の展望室があり、佐世保港を見渡すことができます。
鯨瀬ターミナルの1階で乗船券を購入。小値賀行きと記された乗船整理券をハンドルに吊り下げておきます。
車両の待機所にバイクを移動します。先に出港していった船は中通島の有川行きです。
港内には外国のクルーズ船も停泊していました。
やがて乗船する「フェリーなるしお」が近づいてきました。小値賀を朝7時に出港し、宇久島を経由して10時10分に佐世保到着です。
「フェリーなるしお」の就航は1987年5月23日と古く、元は甑島商船の船でした。
2003年5月に九州商船に売却され、「フェリーこしき」から「フェリーなるしま」に改名されます。
総トン数645トン、全長59,5m、幅12,6m、旅客定員400名、乗員13名、
接岸すると慌ただしく荷降ろしが始まります。
乗船します。隣には自衛隊。
就航から年数を経ているだけあって、経年劣化は隠せません。
船内は行き先によって部屋が区分けされていました。
せっかく天気がいいので甲板で過ごすことにします。
10時40分に佐世保を出港しました。
交通安全運動の決起集会でしょうか?白バイのいない離島へ向かいます。
佐世保を出て約2時間半で宇久島です。宇久島の宇久平に寄港した後は、南下して小値賀島を目指します。遠ざかる宇久島の島影。
宇久島から50分で小値賀島です。無人島の野崎島の沖合をググっと旋回します。
ちなみに今回乗船した「フェリーなるしお」ですが、2019年5月に新造船「いのり」の就航によって引退しました。長い間お疲れさまでした。
その後はフィジーに売却され「LOMAIVITI PRINCESS Ⅸ」という船名に変わり、島々を結ぶフェリーとして活躍しているそうです。
下の記事画像はFIJI SUN紙より引用 Lomaiviti Princess 9 Arrives Today
小値賀島のフェリーターミナル
館内は観光案内所や土産品店などがあって賑やかでした。