「ロイヤルロフトスイート」
注)この乗船記はコロナ禍以前のものです。
4日目
クルーズ4日目の朝、デッキ16階に出てカリブの海風を受けながら散歩をしました。普段は早起きは大の苦手ですが、こういう特別な時はなぜだか目が覚めます。
クルーズ1日目〜3日目の様子はこちら
見えてきた島影はセントマーチン島。これで3度目の訪問となります。
パイロットボートがやってきて、水先案内人を送り届けていました。
接岸までは時間があるのでデッキ16階にあるビュッフェレストラン「Windjammer Marketplace(ウィンジャマー)」で朝食をいただきます。
セントマーチン島に来るのは前回のクルーズ以来となります。
接岸したので下船します。
この島では行きたい場所があります。タクシーで向かったのはこちらのビーチ。
ビーチで水遊びするのが目的ではなく、こちらのカフェの最前列の席に陣取ります。
お目当てはこれ。飛行機好きなら誰もが知っているプリンセス・ジュリアナ国際空港に着陸する飛行機が、スレスレを飛ぶことで有名な「マホビーチ」です。
以前に島を訪れた時はKLMの747ジャンボジェット機が飛んでいましたが、いつのまにか他の機材に変わってしまったようです。いつか…などと思っていると、永遠に見られなくなる風景があります。やりたいことはやりたい時に即行動しておかないと、後々後悔します。
ダラダラとジャンキーな食べ物をいただきながら飛行機を見学。身体が火照って汗が吹き出てきたら、ザブンと海に浸かり汗を流します。
時々は席を離れて進入路の真下へ移動したり、離陸機のジェットブラストを浴びるなどしてセントマーチン島の一日を満喫しました。
欧米からの到着機の数も減って、カリブ島内を結ぶ小型機ばかりになってきたので、タクシーで船に戻ります。余裕をもってビーチを後にしましたが、島内の渋滞がひどくて、時間内に船に戻れないのでは?と一時はヒヤヒヤしました。
船は17時10分にフィリップスブルグ港を出港しました。
その晩はデッキ6階の船尾にある「Aquatheater(アクアシアター)」で水中ショーを見学します。前回のクルーズで一番印象に残っているショーがこちらです。何度見ても人間の身体能力の高さに感心する素晴らしいショーなので、時間が空いている時は必ず見るようにしました。スイートの船客は専用の区画が用意されているので、早めに来て席を確保する必要が無いのが楽です。
船は夜通しカリブ海を西へと進み、次なる寄港地プエルトリコのサンフアンを目指します。下の画像は航路のログです(軌跡が一部で乱れています)。
5日目
クルーズ5日目の朝もデッキ16階を散歩します。初日の出すら、ここ何十年と目にしていないので、滅多に拝むことのない朝日が実に眩しいです。
本日の寄港地、プエルトリコのサンフアンです。
港にはエクスカーション用のバスがズラリと並んでいます。平べったい形をした水上バスのような船が校内を行き来していました。
朝6時30分過ぎにサンフアンに接岸しました。これで3度目の来訪になるので、特に興味もなく、私は下船しませんでした。
寄港地では乗客の多くが下船するので船内はガラガラになります。なので普段は混み合う施設を堪能することにします。
デッキ15階にあるプールもがら空きです。普段は行列が出来るデッキ18階にあるウォータースライダー「Perfect Storm(パーフェクトストーム)」すら誰も滑っていません。水着の尻が擦り切れるのではないかと思えるぐらい滑って楽しめます。
こうした人が居ないタイミングを見計らって、デッキ5階にあるショッピングアーケード「Royal Promenade(ロイヤルプロムナード)」ではメンテナンスが行われていました。
昼食はハンバーガーにします。こちらの店はデッキ6階後方にある「Boardwalk(ボードウォーク)」内にあるハンバーガーショップ「Johnny Rockets(ジョニーロケッツ)」です。50年代の音楽が流れる本格的ハンバーガーショップとのことで、マイアミでもこの店を見かけたので、恐らく船上支店という位置づけなのでしょう。
見てのとおり胃袋にガツン!とくるコッテリとした品でした。こちらはクルーズ料金に含まれていない店ですが、わざわざお金を別途払ってまで食べるものか?という気もいたしました。
やがてプエルトリコ観光を終えた人々が戻ってきて船内が賑やかになると、船は次の寄港地に向けて出港しました。
私は街を歩くこともせず、動かずに食べてばかりだったのでジムで汗を流すことにしました。デッキ6階前方にあるフィットネスセンター「Vitality at Sea Fitness Center(バイタリティ)」へ。空調も効いていて、汗臭さなどまったくありません。
利用している人は思いのほか少なかったです。
デッキ5階のロイヤルプロムナードに戻ると恒例のバーゲンが行われていました。
ATMもあります。とにかく船内でお金を使わせようとするクルーズ会社の商売気はホント感心します。
晩御飯は和食にしました。デッキ4階にある日本&アジア料理店「Izumi(イズミ)」です。
この店のウリは見事なヘラさばきを目の前で楽しめる鉄板焼きですが、アラカルトもあります。デザートに「雪見だいふく」をいただけたのは嬉しかった。
デッキ5階にあるロボットがシェーカーを振る「Bionic Bar(バイオニックバー)」です。アルコールは苦手ですがズラリと並んだ酒瓶は見応えがあります。当方はノンアルコールのカクテルを注文しました。
デッキ4階と5階にまたがる劇場「Royal Theater(ロイヤルシアター)」でミュージカルを鑑賞します。ここもスイート客は座席がリザーブできます。この日は開演前の劇場内の写真を撮りたいと部屋付きのコンシェルジュに頼んでありました。
エレベーターホールのを見上げ、デッキ4階を船尾の方に移動。その先にあるアイススケート場「Center Ice Rink 」でアイスショーをチラ見します。一日に2つの演目を観劇するのは疲れます。
6日目
クルーズ6日目はハイチのラバディに寄港します。
ここも以前に訪れているので、外の空気をチョコっと吸ったらすぐに船内に戻りました。寄港地のお楽しみ、ガラガラの船内アクティビティを満喫する時間です。
こちらはデッキ16階の船尾にある巨大滑り台「Ultimate Abyss(アルティメットアビス)」利用客は皆無で係員も手持ち無沙汰。
16階から6階のボードウォークまで一気に滑り降ります。
でも、いざチューブに突入するとアッという間に滑り降ります。降りた後はデッキ7階に受付のある「Rock-Climbing Wall(クライミングウォール)」をよじ登ろうと思ったけど、疲れたので仰ぎ見るだけにしました。
昼ごはんはデッキ6階のボードウォークに面したメキシコ料理店「Sabor(サボール)」。こちらの店もクルーズ料金とは別料金になります。
お通しのサルサだけで腹いっぱいになりそうなボリュームです。クリームブリュレが、アメリカにしては甘さ控えめで美味しかったです。
ハイチのラバディを出港して西へ。カリブ海に日が沈む。
今宵は「Main Dining Room(メインダイニング)」にしました。やはり3層吹き抜けの空間は見事です。
7日目
クルーズ7日目は終日洋上です。
朝ごはんはデッキ8階のセントラルパークに面した「Park Cafe(パークカフェ)」でいただきました。食後はデッキ15階のプールへ。
昼食はデッキ15階前方にある「Solarium Bistro(ソラリウムビストロ)」へ。この店は昼食時などの混み合う時間でも空いているので穴場です。メニューはウィンジャマーに比べると品数は少ないもののビュッフェ形式なので、なにかしら好みの品があるはずです。
飲んで食べて寝て…遊び呆けて日が暮れる。そんな1週間をダラダラと過ごすのも、たまには良いでしょう。
飽食の日々を過ごしてきたので、最後のディナーはデッキ5階のロイヤルプロムナードにあるピザ店「Sorrentos(ソレントス)」にしました。ご馳走はたまに食べるから美味しいのであって、連日連夜食べるとツライです。
8日目
夜が明ける前にフロリダ州フォート・ローダーデールの港に接岸しました。身支度を整えたら、下船口にほど近いメインダイニングで簡単な朝食をいただきました。
折返して、その日の夕方に新たなクルーズへと出ていく「ハーモニー・オブ・ザ・シーズ」を見送りました。
散々遊んで食べて楽しませていただきました。またいつか乗船したいです。