保護猫を迎えるにあたって、あらかじめ餌を用意しなければいけませんでした。未だ猫を飼うことについて右も左もわからず、チュールを猫の主食と思っていたほどです。
なんにもわからない状態で、近所のドラッグストアで売っていた子猫用の餌を購入しました。エサが成猫と子猫用に分かれていることすら知らなかったので、これもまた驚きでした。
で、買ったのは「銀のスプーン」と言う品です。ユニ・チャームという聞いたことのあるメーカーだったのも、選定にあたって大きな要因のひとつとなりました。
「銀のスプーン 贅沢うまみ仕立て」
健康に育つ子ねこ用まぐろ・かつお・煮干し・白身魚・しらす入り
…と文字が踊るパッケージには、あざとさイッパイの可愛い子猫が描かれていて、ネコ初心者の胸にグサリと突き刺さりました。こんなカワイイお目々をしながらガツガツとエサを食べている姿を想像するだけで、胸がギュンギュンします。
袋に記された原材料名、これがいったい何を意味するのか?まったくわかりませんでした。
原材料は以下の通り。12ヶ月までの子猫に適した栄養バランス設計なのだそうです。
- 穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、パン粉)
- 肉類(チキンミール、ポークミール、ビーフミール、チキンエキス)
- 動物性油脂
- 魚介類(フィッシュミール、フィッシュエキス、かつお節、煮干パウダー、まぐろミール、かつおミール、白身魚ミール、乾燥シラス)
- 酵母エキス、ビール酵母、
- 卵類(卵パウダー)
- 乳類(脱脂粉乳)
- ミネラル類(カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、リン、亜鉛)
- ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸) →ビタミンEを強化した総合栄養食なので、子ねこの健康維持により免疫力をサポートします。
- アミノ酸類(タウリン、メチオニン)
- 着色料(二酸化チタン、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号)
- 酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)
成分がこちら。これも一体なんのことやら?まったくわかりませんでした。
タンパク質 |
34.0%以上 →筋肉の発育を考えて高タンパク設計 |
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脂質 |
23.0%以上 |
粗繊維 |
3.0%以下 |
粗灰分 |
8.0%以下 |
水分 |
10.0%以下 |
エネルギー |
約430kcal/100gあたり |
代表的な分析値
- カルシウム1.30% →骨や歯の発育を考えて高カルシウム設計
- リン 1.10%
- ナトリウム 0.55%
- マグネシウム 0.09% →ねこの下部尿路の健康維持に配慮して、マグネシウム量を調整(含有量0.09%:標準値)
さて、クッキングスケールを使って1食分を計測します。
粒の形は様々です。味によって形状を変えているのかもしれませんが、このことに何の意味があるのかは不明です。
保護猫がウチに来た5月1日の昼過ぎからこの餌を与え始めました。最初は緊張からか、食いつきはよくなかったものの、次第に食べるようになりました。
しかし、2日後の5月3日から、それまでは順調に排便をしていた妹猫シラスの💩が軟便となり、鮮血も混ざるようになりました。全てがエサのせいでは無いと思いますが、気になります。
やがて食いつきが悪くなってきたので、カルカンのウェットを混ぜて与えました。
猫達は「銀のスプーン」を嫌がることもなく、残さずに食べ続けています。しかし、やがて兄猫のトーゴの💩も軟便となり次第に下痢へ、そして鮮血も混ざるようになりました。
病院で検便をするも異常なし。薬をいただき、エサに混ぜて与え始めます。
それと同時に、5月9日からはエサを変更することにしました。ネットでも評判の良かった「ロイヤルカナン」です。
さて、2匹の💩はどうなることやら?
次に続く