寝る子のヌシのお泊り帳

旅好きヌシの宿泊(IHG系多し)乗り物&猫暮らし

【宿泊記】全国町村会館 Hotel Zenkoku Choson Kaikan

「ダブル」

千代田区の永田町にあります。まさに日本の中枢とも言える立地で、隣には自由民主党本部があり、ホテル周辺の治安面に関しては国内トップクラスかと思えます。

アクセスに関しては地下鉄永田町駅から徒歩1分です。

ホテルの運営は帝国ホテルグループの株式会社帝国ホテルエンタープライズ

ホテルの所有者は全国町村会です。

ホテルの開業は古く、初代が1958年7月に巴町(現在の虎ノ門)にあった会館から現在地に移転したのが始まり。その後1998年7月に現在の新会館が完成しました。

ホテルの周囲に歓楽街があるわけでもなく、どちらかというと観光より仕事で宿泊するケースが多いのではないでしょうか。

そう言えば、地方から仕事で東京に出てきた祖父が、旧全国町村会館に宿泊していて、祖父に会いにこのホテルを訪れたことがあったなぁ…と子供の頃のことを思い出しました。

公共の宿という分類になるのでしょうが、場所柄もあって建物はかなり立派です。

青山通りに面しており、車寄せもあります。

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地下には自走式駐車場があり、収容台数も比較的多そうです。

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チェックインしたのは終電が無くなった夜遅い時間でした(だから泊まったんですが)。赤坂見附から坂を上がってホテルに向かいましたが、途中で出会ったのは警察官のみでした。

都内のビジネスホテルであれば、午前0時でもチェックイン客はチラホラいるものですが、こちらの館内は静まり返っていました。

エレベーターのボタンを見ると、階数の表示ボタンが海外にあるホテルの様に、ロビー階と1階が別になっていました。

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エレベーターかご、客室階のエレベーターホール。なかなかゴージャスな内装です。

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客室階の廊下に敷かれた青色のカーペットが鮮やかです。

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フロア図(避難経路図)
廊下は一本のみのシンプルなレイアウトです。

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ドアまわり 

ドアを入ったすぐ横にはズボンプレッサーがあります。

スペースがあるので不要な荷物などを置いておくことも可能です。

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主電源はカードキーを差し込むタイプです。 山武ハネウエル製のエアコン操作部は壁面にあります。

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部屋に入って右側にクローゼット、左側は水回りへの扉です。

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ハンガーと使い捨てスリッパ

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ダブル

部屋面積は20㎡あるので、一般的なビジネスホテルのような狭苦しさを感じません。

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別角度で窓側から見た部屋の様子です。

マホガニー調の内装と随所に施されたライティングが特徴的な部屋は、ベッド側の天井をやや高めな舟形に設計することで、ゆとりのある空間になっているそうです。

この情報は今回の宿泊記を書くにあたって宿のホームページを確認したところ、その記述がありました。宿泊時は気づかず写真も撮っていませんが、ひょっとすると部屋に入って感じた広々とした印象は、それもあってのことかも知れません。

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ベッドのサイズは幅145cm。

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枕は一種類のみです。 

ナイトウェアは浴衣なのが個人的には残念。客層はお年を召した方が多いのでしょうか?

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サイドテーブルはニッチになっています。

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机まわり 

椅子が長時間のデスクワークには向いていないタイプです。

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コンセントが1つだけなのは少々不便。こんな時に備えてマルチタップは常に持ち歩いていないといけません。 

引き出しの中にはランドリーバッグとLANケーブル。

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貸し出し品の一覧。

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バーカウンター

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緑茶のティーバッグってところで、主な宿泊者の年齢層が想像できます。

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ミニバーにミニボトルがありました。こういった点はビジネスホテルとはちょっと違うなと感じました。

セーフティボックスの呼称を”ホテルセイフ”と呼ぶのを初めて見ました。

”ホテルセーフ”なら宿泊施設用金庫の製造メーカーが、そのように呼んでいますが、”ホテルセイフ”はお初でした。

全国町村会館を運営する帝国ホテルでは、セーフティボックス、セイフティボックスの両方で呼んでいるので、担当者次第ってことでしょうか。

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冷蔵庫兼テレビ台。冷蔵庫には霜が付いていますが、珍しい冷凍スペースがあります。

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冷蔵庫の隣には一人がけソファとコーヒーテーブル。陳情にやってきた人が、この椅子に腰掛けて悩まれている姿が浮かびました。

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ソファの背後は窓ですが、ご覧のように引き戸で完全に遮光が可能です。

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窓の一部は大きく開閉できるので換気能力が高いです。このご時勢だけに、はめ殺しではない窓があって、外気をふんだんに取り入れられる点は評価が高くなります。

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眺望

階数や部屋の向きにもよりますが、都心部を見渡すことが出来る素晴らしい眺望でした。眼下には青山通り首都高速4号新宿線。皇居の先には丸の内の高層ビル群が見えます。

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右手を見れば国会議事堂など日本の中枢を一望出来ます。

ギンギラなネオン街ではない、控えめな夜景が大人の雰囲気を醸し出しています。

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翌朝に撮影した部屋からの眺望の様子です。

国会議事堂、国立国会図書館最高裁判所がすぐ近くにあり、まるで社会科見学しているかのようです。

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丸の内の高層ビル群、グランドアーク半蔵門の右には武道館が見えます。

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こちらの景色はエレベーターホール近くの窓から見た西側の眺望です。赤坂界隈のビルが見えます。眼下は自由民主党本部の屋根です。

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水回り

ユニットバスですがタイル張りなので安っぽさを感じさせません。

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バスタブはかろうじて足は伸ばせるサイズです。

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シャワーはチープな感じで、シャワーヘッドも小さめです。

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タオルはバスタオル、フェイスタオル、ハンドタオルも3種類がセットされています。 シャンプーはボトル式のディスペンサー。

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洗面台の汚れなどはありませんが、設備的には一昔前の感は否めません。

この点についてはこれまでに何度も不満を述べていますが、個人的に2ハンドル式はお湯の温度調整が面倒なので苦手です。

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アメニティは全国町村会館のロゴ入り包装がなされていました。 ドライヤー

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お手洗い ウォシュレットの操作部はリモコン式です。

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