「シングル」
住所は千代田区隼町1−1という都心のど真ん中にあるホテルです。目の前には皇居が広がっています。よって周辺に歓楽街はありません。夜は早くに寝る真面目な方向けの宿です。
鉄道でのアクセスは半蔵門駅から徒歩2分、麹町駅から徒歩7分と便利です。
ホテルの開業は1999年1月。ホテルの運営は帝国ホテルグループの株式会社帝国ホテルエンタープライズ。運営は近くにある全国町村会館と同じです。
都心の一等地に建つ立派なホテルですが、元々この地には1963年開業の半蔵門会館という5階建ての宿泊施設があり、警察職員と家族の福利厚生施設として宿泊や会議に利用し、結婚式場では4千組を超えるカップルが披露宴を挙げたそうです。
以来30年以上親しまれてきた半蔵門会館は1998年に、フジタの施工で17階建ての現ホテルに生まれ変わりました。
そんな経緯もあり、現在のホテルも警察共済組合の施設で、警察官やOBはお得に泊まれるようです。
皇居に面した側の建物外観が弓状のフォルムになっている理由は、地下を通る首都高速道路のトンネルを避ける必要があるから。
また、ガラスとサンバイザーの取り合わせで、部屋の内部からは皇居が見渡せないよう配慮されているそうです。
それにしても、気のせいか宿泊客が全員警察官に見えてなりません。
エレベーターで駐車場と客室階とを直接行き来することは出来ません。
本日の部屋は9階でした。客室階のエレベーターホールと廊下の様子です。
アイスベンダー、アルコールやソフトドリンクの自販機。警察共済組合の施設でもテレビカードは販売しているんですね。
フロア図(避難経路図)
逆Cの字とでもいうようなレイアウトになっています。弧を描いた側が皇居に面した部屋となります。私はこのホテルの中で宿泊費が最も安いシングルだったので、皇居とは反対の麹町側です。
扉まわり 建具の色が重々しい。
クローゼットは入口のすぐ横にオープンタイプであります。
木製ハンガーが4つと消臭スプレー。
シューケアと洋服ブラシ、使い捨てスリッパとバゲージラックがクローゼット内に収納されています。
シングル
部屋面積は18,1㎡ありますが狭く感じました。カーテンの色が濃くて圧迫感があるのでしょうか?そして家具類の配置のせいか、ゴチャついた印象も与えます。
別角度から部屋を見た様子。
ベッドのサイズは120cm×205cm。
サイドテーブルには所狭しと様々なものがセットされているので、スマホやメガネを置くスペースが限られます。読書灯はフレキシブルアームのLEDスポットタイプ。
ナイトウェアは引き出しの中にありました。ワッフル生地で着心地は良いです。
机まわり
天板の手前部分が弧を描いています。
椅子は凝ったデザインです。オリジナル家具でしょうか?
テレビと有料放送カードの挿入口。プログラムは確認していません。
ドライヤー コンセントは使いやすい位置にあります。
空っぽの冷蔵庫 電話機
ランドリーバッグ レターセットがある点はビジネスホテルとの違いを感じます。
ソファとコーヒーテーブル。今どき珍しく灰皿とマッチがありました。
2020年4月1日の「改正健康増進法」および「東京都受動喫煙防止条例」の全面施行に伴い、館内の全レストラン(テラスを含む)、バー、ラウンジ、全ての宴会場は全面禁煙となりましたが、客室には喫煙室が残っています。幸いこの部屋がタバコ臭いようなことはありませんでした。
空気清浄機と山武ハネウェルのエアコンコントローラー。
眺望
麹町のシティビューですが、部屋が9階だったのでホテル低層部の屋根で視界を遮られています。
水回り
ユニットバスです。
バスタブは広めです。
カランは曇りや水垢、石鹸カスなど一切見当たらないほど、綺麗に磨かれていました。
自宅の水回りも、これくらい綺麗だったら気持ち良いのですが…。清掃員の方にはただただ感謝です。
シャワーヘッドはチープです。 シャンプーはKOSEのボトル詰め替え式。
洗面所はシングルレバー混合栓。
アメニティは一通り揃っています。KOSEの化粧水や乳液などもあります。
タオルは3種類、浴室内にも電話があります。普通のホテルに比べて、宿泊客宛の緊急連絡が入る可能性が高いからでしょうか。
お手洗い
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