「スタンダード シングル」
大阪の心斎橋にある高層ホテルです。
地下鉄の心斎橋駅8号出口に直結しています。さらに難波駅なども徒歩圏内なので交通アクセスは至便です。
ホテルの開業は1982年9月4日と古いです。
運営は株式会社ホテル日航大阪、株主は株式会社オークラ ニッコー ホテルマネジメント。
御堂筋に面した入口から館内に入ります。1階はショップのみで、ホテルのレセプションは正面のエレベーターを上った2階になります。
ただし、私が見落としただけかも知れませんが、1階入口付近にホテルのフロントを案内する表示は見当たりませんでした。
今回は館内の様子をパッと見て、「1階には無さそうだな…」と感じたので、2階に行って事なきを得ましたが、判断を誤ったらフロントを探してしばらく1階をウロウロするところでした。
2階に上がると、必要以上と思えるほどのスタッフが宿泊客を待ち構えていました。
ウーン、むしろ一部を1階におろして、宿泊客を案内したほうが良いのでは?
フロア図(避難経路図)
廊下が真ん中に一本真っ直ぐに伸びるのみの単純で分かりやすいレイアウト。
チェックインを済ませると、荷物を持つとの申し出が。コロナ禍以降、その手のサービスは無くなったと思っていただけに少々驚きました。普段から荷物を持ってもらうことは皆無ですし、当方は手提げカバン1つのみだったので、丁重にお断りしてエレベーターで客室のある16階へ上がります。
ドアまわり
白っぽい色合いの木目風建具や壁紙で室内は明るく見えます。
清掃札は昔ながらにドアノブぶら下げ方式です。
クローゼット
部屋に入ってすぐ横に、引き戸式のクローゼットがあります。
ハンガー、消臭スプレー、洋服ブラシ。
シューシャイン、靴べら、パイプ式折りたたみバゲージラック。
使い捨てスリッパはホテルのロゴがプリントされた不織布の袋に入っています。
スタンダードシングル
ビジネスホテル並みにコンパクトな客室です。部屋面積は17〜19㎡。
部屋のコンセプトは、快適性と機能性に優れた Luxury and LOHAS な客室…なんだそうです。
ベッド
サイズは140cm✕200cm。マットレスはシモンズ製。
フカフカの枕が2個。
ナイトウェアは薄手のパジャマ。
サイドテーブルは無くヘッドボードに照明スイッチが埋め込まれています。
ヘッドボードの上に時計や電話、読書灯などが置かれています。
ベッドのまわりにACコンセントは無く、時計にUSB端子が付いていました。
これを使えってことでしょうが、出力はどの程度なのだろう?
机まわり
ビジネスユースが主体のホテルなのでしょうか、机周りは充実している印象です。
ただし椅子は長時間の作業には向いていないタイプです。
テレビは机の上に置かれていますが、薄型なのでそれほど邪魔には感じません。
引き出しは2箇所。右の引き出しにはランドリーバッグ。
左の引き出しにはホテル案内やレターセット。
バーカウンター
冷蔵庫の中は空っぽです。日航ホテルだからミニバーがあるものとばかり思っていました。ビジネスホテルという位置づけなのかな?
ミネラルウォーターやティーバッグ
電気ポット アイスペール
セーフティボックス 加湿空気清浄機
ベッドの横には小さなスツールがあります。ソファ代わりなのでしょうが寛ぎづらい形状です。
エアコンの操作パネルは時代を感じさせるものでした。
パナソニック製のドライヤーはご丁寧に袋入り。でもこれ個人的には使いづらいと思うんですけど。
眺望
御堂筋と反対側の客室なので西側の展望が広がります。
カードキー
水回り
ユニットバスです。最近のビジネスホテルよりも狭いです。
バスタブ
バスタブはかろうじて足が伸ばせるかといったところでしょうか。
しかしこの程度の風呂ですと、お湯をためようとは思わずシャワーになります。
カランも洗面の水栓もシングルレバー混合栓なので使い勝手は悪くないです。
ボトル詰め替え式のシャンプー類はタルゴジャポンの「ラメール」。
ホテルアメニティから生まれたブランドですが小売もしているようです。
それにしても毒々しい色彩です。
シャワーはハンドシャワーのみです。
アメニティは日航ホテル共通仕様。
お手洗い
お手洗いのウオシュレットも便座にコントローラーが付いたタイプ。
大阪のホテル宿泊記(ビジネスホテル以外)