「スタンダードシングル」
JR静岡駅北口にあります。駅から最も近いホテルだと思われます。
ちなみに駅舎と直結はしていませんが隣接しています。1階にはローソンもあります。
また、ホテル内にトヨタレンタカーの営業所があるのも便利でした。
静岡市内のホテルは駐車場代が有料なところが多く、レンタカーを数日間借りると駐車場代金もバカになりません。
その点、ホテル内レンタカー店の営業時間内に返却さえ出来れば、駐車場代を支払うこと無く、まるでホテル駐車場を利用しているかのように車を使えたのが便利でした。
沿革
ホテルの運営はJR東海グループの株式会社ジェイアール東海ホテルズ。
2015年に静岡ターミナルホテル株式会社(本社:静岡市葵区黒金町)を吸収合併し、以降同社が運営しています。
ホテルの開業は1983年9月18日と古く、当時は「静岡ターミナルホテル」として開業しました。
その後1994年7月14日に「ホテルアソシア静岡ターミナル」となり、2007年9月20日に現在の「ホテルアソシア静岡」に改名しています。
この2007年のリブランドで開業以来となる大規模な改装が行われました。4月に一分施設の改装工事に着手し、8月1日からは全館休業して集中工事が行われました。
改装の内容は、玄関・外装のリフレッシュ、ロビーおよび車寄せの拡張、全客室の内装・バスルーム取替え、広い客室を増加、大宴会場「駿府の間」の全面改装と上下エスカレーターの整備、和洋中の高級レストラン4店舗開設、パソコン、高速インターネット、プリンタ完備のビジネスセンターの開設などです。
ロビーは広々としており、シティホテルらしい雰囲気があります。
また、車寄せも大型バスが乗り付けられるほどの広さがあり、宿泊した日はプロ野球のオープン戦に出場する球団の御一行も利用していました。(相手チームは駅を挟んで南口にあるホテルを利用していました)
ロビーに並べられた荷物の量は実に壮観でした。
エレベーター
ホテルは15階建てです。客室は5階から14階に位置しています。
エレベーターは3基体制で、朝の時間帯でも混雑するようなことはありませんでした。
フロア図
避難経路図です。廊下がまっすぐ貫くシンプルなレイアウトです。
扉まわり
シンプルなインテリアです。
リニューアルが施されているとは言え、最新のホテルのような遊び心は皆無です。
カードキーをスロットに差し込んで主電源がONになるタイプです。
清掃札はドアノブに吊り下げる方式です。
スタンダードシングル
客室面積は15㎡なので、一般的なビジネスホテル並です。
別角度(窓側)から見た様子です。
ベッド
サイズは123cm×206cm。
枕は2個。
ナイトウェアはガウンタイプです。
ヘッドボード
サイドテーブルはなくヘッドボードの上に小物などを置きます。
コンセントはACのみです。
机まわり
窓に向かって机が設置されています。
日中は手元が明るく照らされるので使い勝手は良いですし、顔を上げれば外の風景が見えるのは気分転換にもなります。
鏡は机に収納されていて、使用時に跳ね上げるタイプです。
デスクライトはアーム部分の調節もしやすく明るいので、夜間の作業でも目が疲れません。
引き出し内には聖書など。
一番下の引き出し内にはセーフティボックスが収納されています。
冷蔵庫
机の下には冷蔵庫も収納されています。冷蔵庫内は空っぽ。
椅子
椅子はキャスター付きで、背もたれはメッシュ地で柔らかく、座り心地は良いです。
ビジネス客のことを考えているように思えました。
テレビ
画質はそれほど良くありませんでした。ホテルの情報画面では粗さが目立ちます。
クローゼット
クローゼットが位置しているのは客室入口付近ではなく、机の横になります。
アイロンとアイロン台
ハンガーが2個しかありませんでした。
シングルだからこれで十分だろということなのか?
またクローゼットは奥行きがそれほど無いため、厚着となる冬場などは容量不足となる感じもします。
スリッパは使い捨てタイプです。
エアコン操作部は昔ながらのタイプでした。
バーカウンター
クローゼットの隣にバーカウンターがあります。
電気ポットにマグカップとコップ。
アイスペールとティーセット
コーヒーはドリップ式です
コンプリのミネラルウォーターが1本。
加湿空気清浄機とバゲージラック
眺望
窓はそんなに大きくはありません。
遮光カーテンは緞帳式です。
今回泊まった部屋は5階にあり、北側客室の窓外はホテル低層部のチャペルが見えるものでした。シングルは基本的に北側に設置されているようです(5階のフロア図を見る限り)。
ホテルの目の前には交通量が非常に多い道路がありますが、低層部の棟がせり出していて、客室棟は道路からセットバックしていることもあり、車の騒音は皆無でした。
ちなみに南側の客室は線路に面しています。
東海道線は深夜は貨物列車が頻繁に行き交うので、鉄道好きには面白いかもしれませんが、そうでなければ音が気になるかもしれません。
下の写真は5階のエレベーターホールから見たものです。
水回り
ユニットバスです。
バスタブ
ビジネスホテルのモノよりは広いものの、最新のビジネスホテルのバスタブに比べるとやはり時代遅れ感はあります。
カランの蛇口とシャワーとの切り替え位置が解りにくく、なかなか止水位置が出せず蛇口からポタポタと水滴が垂れ落ちてしまい、夜はその音が気になりました。
一方で水量は豊富だったので、すぐに浴槽が満タンになりました。
シャワーヘッドは小さめです。
シャンプー類はボトル詰め替え式です。
マーガレット・ジョセフィンという大阪に本社のある会社の製品でした。
洗面台
ビジネスホテル並みに小さなシンクです。
アメニティ
ホテルオリジナルの遊び心が感じられるパッケージでした。
ドライヤーはパナソニック製。
お手洗い
タンクレスでスッキリとした印象の便器。
ウオシュレット操作部はリモコンタイプです。
ホテル内には数多くのレストランがあり、シティホテルにしては手頃な値段で利用できます。
ルームサービスの中華は特にお得感があり、廊下には食べ終わった空き皿が部屋の外に出ているのを多数見かけました。
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