寝る子のヌシのお泊り帳

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【宿泊記】ホテルグランヒルズ静岡 / 元センチュリーだけど現在はビジホ並 Hotel Grand Hills Shizuoka

「スタンダードツイン」

静岡駅南口の再開発で誕生した「サウスポット静岡」というビル内にあるホテルです。

ホテルは建物の高層部、18階〜25階にあるので全室から眺望が約束されています。

利用した日は静岡で行われていたオープン戦に出場する楽天イーグルスの選手が宿泊していました。

ちなみに対戦相手は駅を挟んで北口にある「ホテルアソシア静岡」に宿泊していました。

ホテル外観

元々は「ホテルセンチュリー静岡」として1997年5月20日に開業したホテルを、2020年10月にリブランドして現在の名称になりました。

ホテルの運営はブリーズベイ静岡株式会社。

高橋英樹・真麻親子をイメージキャラクターにしているBBHホテルグループです。

「ホテルセンチュリー静岡」は、シティホテルでしたが、BBHホテルグループとなったことで名実ともにビジネスホテルの仲間入りです。

パブリックエリア

設備は旧センチュリーホテルだけに立派です。

さらに、その威光を借りてか、価格設定も強気です。

強気の価格にあう設備とサービスが伴っていればよいのですが、残念ながらビジネスホテルだけに、見合っていません。

チェックイン時はフロントに誰もおらず、かといって呼び出しベルもありません。

時節柄大きな声を出して呼ぶわけにも行かず、しばらく待っていると、奥から男性スタッフが特に頭を下げるでもなく出てきました。

スタッフが出てくるまでの待ち時間を利用して、体温チェックを済ませていたにも関わらず、体温を測定するようにと言われます。

ホテル側としてはこの目で確認したいのでしょうね。再度測定します。

エレベーター

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エレベーターはシースルーなので乗っている間も楽しいです。

東側の眺望を楽しめます。

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客室階エレベーターホール

客室は最上階の25階の部屋があてがわれました。25階のフロアの半分はレストランなどがありますが、まん防の期間だったこともあり営業休止中でひっそりとしていました。

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このビルの上層部、ホテルフロアはご覧のように吹き抜けが設けられています。

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客室階廊下

廊下の吹き抜けに面した側には窓があるので開放的です。

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アイスベンダー

ホテルの設備はかつてシティホテルだっただけに立派なものですが、居抜きで使っているようでところどころに経年劣化による傷みが散見されました。

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アメニティバーが各フロアに設置されているようです。

ちなみに、これらのアメニティは客室にあらかじめセットされています。

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アメニティ貸出場所の位置を示した図が客室内にありました。

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フロア図

避難経路図です。ロの字型のレイアウトです。

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扉まわり

高級感よりも、どこか殺風景な感じがします。

経年による劣化のみならず、客室の設備やデザインも一昔前の感は否めません。

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清掃札はドアノブに吊り下げる方式です。

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客室のカードキーにはイメージキャラクターの高橋真麻さんの姿が。

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クローゼット

客室に入ってすぐ横に引き戸式のクローゼットがあります。

オープンタイプが主流になりつつある今となっては、これもまた時代を感じさせる設備に見えてきます。

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ハンガーの肩部分の擦り切れ具合がいい感じです。

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スリッパはリサイクル方式です。

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スボンプレスが全室に備わっています。

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スタンダードツイン

客室面積は28㎡あるので広々としています。

このホテルの唯一の救いは、客室面積が最低でも25㎡確保されていることと、すべての客室が高層階に位置しているので眺望が優れていることでしょうか。

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間取り図です

出典:ホテルグランヒルズ静岡 ご宿泊 ルームタイプ一覧

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ベッド

110cm幅のシングルサイズです。

今回はシングルを予約していましたが、客室面積の広いツインにアップグレードされました。

確かに部屋面積に関してはシングルに比べて4㎡広くなりますが、一方でベッドの幅が140cmから110cmに狭くなっているので、個人的にはダウングレードです。

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枕はBBHホテルグループのオリジナル仕様の低反発枕です。

ビジネスホテルチェーンが開発した寝具は個人的には苦手です。

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サイドテーブル

両ベッドの間に配されています。

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テーブル上には時計と電話機、照明スイッチ、スマホの充電器。

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テーブル内の引き出しを開けるとACコンセントがあります。

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机まわり

客室面積に対して、机はそれほど大きくありません。

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椅子は肘掛けこそ無いものの、背もたれ部がメッシュになっているなど、長時間の着席を考慮したものでした。

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テレビは情報テレビです。

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引き出し内にはセーフティボックスが収納されています。

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ナイトウェアとランドリーバッグも収納されています。

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最上部の引き出しにはメモ帳など。

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加湿空気清浄機

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エアコンのリモコンは昔ながら。

左のリモコンは室内のシーリングライトのものです。

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バーカウンター

立派なバーカウンターはセンチュリー時代の名残でしょう。

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電気ポットにアイスペール。コンセントも使いやすい位置にあります。

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ティーバッグはドリップ式のコーヒーと緑茶。

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コンプリのミネラルウォーターはBBHオリジナルラベルです。

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かってのミニバー用の引き出しです。

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東芝製の冷蔵庫内は空っぽです。

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ソファとコーヒーテーブルが窓辺に設置されています。

客室面積が広いからこそのゆとりです。

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眺望

窓は上下に大きく視界は良好です。

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南側の眺めです。

遠くに駿河湾が見えます。

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眼下に市街地が広がります。

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夜景はおとなしめ。

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東側の眺望はご覧のとおりです。

これはエレベーターホール近くの窓から見た様子です。

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東側の夜景。ひときわ明るく輝いているのは東静岡駅付近と思われます。

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水回り

ビジネスホテルのユニットバスよりは広めです。

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バスタブ

足が伸ばせる大きさがあります。

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シャワーヘッドも大きめです。

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カランは2ハンドルタイプなので温度調節が面倒です。

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シャンプー類はPOLA製。

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洗面台

色合いとデザインが一昔前の雰囲気です。

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シンクは深く使いやすいのですが、2ハンドル式なのが惜しまれる。

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アメニティはひと通り揃っています。

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ドライヤーはパナソニック

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タオルはバスタオルとフェイスタオルの2種類のみです。

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お手洗い

タンクが目立つ一昔前のデザイン。

ウォシュレットの水量調節もダイヤル式です。

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かつてのシティホテルであっても、最近開業したビジネスホテルと比べると、設備の快適性などは明らかに劣ります。

それでいて値段は高めなので、どうしてもここに泊まる必要性に迫られる以外は、選択肢から外れるホテルだと思いました。