東京都中央区の箱崎にある東京シティエアターミナル(TCAT)に隣接したホテルです。
その特異な立地から成田空港アクセスに関しては非常に便利なホテルです。
ホテルの開業は1989年6月1日と古いものの、館内の経年劣化はさほど感じられませんでした。これ以後に開業したホテルの多くに古臭さを感じる場合が多々ありますが、こちらはソレが全く感じられないのは、リニューアルなどを欠かさずに行っているからではないでしょうか。
パブリックエリア
外観
ホテルは地下3階地上20階建て、客室数は全419室の高層ホテルです。
今でこそ超高層ホテルは都内でも当たり前になりつつありますが、開業当時は周囲に今ほど高層建築が無かったでしょうから、大きく目立つホテルだったと思われます。
ドシンと構えた外観はシティホテルらしい重厚感が漂っています。
ロビー
ホテルの運営は三菱地所グループの株式会社ロイヤルパークホテル。
日本各地に展開するロイヤルパークホテルのまさにフラッグシップといっても過言ではないでしょう。
広々としたロビーの吹き抜けや天井のキンキラな装飾は、これぞシティホテルといった絵に描いたかのようなインテリアそのものです。
日本ホテル協会加盟ホテルでもあります。
エレベーターホール
エレベーターは4基あるので、混み合う朝の時間帯でも待ち時間にイラつくことはありませんでした。
館内はスタンダードフロアとエグゼクティブフロア(12〜18階)に分かれています。
フロア図
避難経路図です。L字型のレイアウトです。エレベーターは建物の屈曲部にあります。
避難階段は廊下の端部と建物中央部にあります。
デラックスツイン
広々とした客室です。客室面積は42㎡あります。
部屋の中央部に水回りのスペースが出っ張っていることもあって、どことなくジュニアスイートのような雰囲気を醸し出しているのも、部屋が高級そうに見える要因かもしれません。
ベッド
ベッドのサイズは120cm×200cmのセミダブルサイズ。
ベッドスローやクッションの色が客室内の壁面や家具の色と合わせてあるので、全体的に調和の取れた落ち着いた印象を与えています。
枕が2個とクッションが1つ。
サイドテーブル
サイドテーブルは両ベッドの間に設置されています。電源はACコンセントのみです。
読書灯はフレキシブルアームの白色LEDライト。
机まわり
リビングスペースとベッドのスペースとを隔てるような感じで置かれています。
海外のホテルでよく見るスタイルなので、異国感があります。
緩やかに湾曲した机は、自宅ではまず見かけないタイプの家具なので、ホテルならではの非日常感を味わえます。なんだか重役にでもなった気分です。
机の上にはユニバーサルタイプのコンセントも埋め込み設置されています。
客室のテレビがモニターとなるキーボードが設置されていました。
使っていないのでスペックなどは不明です。
エアコンのコントローラーは開業当初から変わっていないのではないでしょうか。
クローゼット
ベッドスペースに姿見のついた折戸式のクローゼットがあります。
ソファ
リビングスペースに設置された2人がけのソファ。
ホテルの案内によるとマイルドな色調で統一されたお部屋に、温かみのある色合いのソファがファーストクラスの心地よさを実現。大切な人との素敵な時間をお約束いたします。…とのことでした。
バーカウンター
象印製の電気ポットは大容量。
ミニバーのスナック類。コーヒーは有料です。
冷蔵庫内はミニバーの飲み物でいっぱいです。
眺望
日本橋周辺のマンションビューです。ひときわ背の高いビルはトルナーレ日本橋浜町。
L字型をしたホテルの内側客室なので眼下にはホテル低層部の屋上庭園を望めます。
L字の外側の客室だと目の前が首都高速箱崎ジャンクションなので、全く違った風景が広がっていることでしょう。


夜景はこんな感じ。落ち着きのある静かな雰囲気の灯りです。
水回り
バスタブの色に少し時代を感じます。シャワーはハンドシャワーのみです。
洗面台
シンクの色もお手洗いの色も薄っすらとしたピンク色をしていました。
最近開業したホテルではあまり見かけない色です。当時はこのような色が流行っていたのでしょうか。
アメニティはロイヤルパークホテルのオリジナル容器やパッケージがなされたものでした。シャンプー類もミニボトル式です。