「モデレートツイン」
岡山県津山市にある「ザ・シロヤマテラス津山別邸」に宿泊しました。
開業は2019年2月27日と新しく、宿泊したのはオープンから2週間程度だったのでまさに出来たてホヤホヤ。薄汚れた自分が館内に入るのが申し訳ないと思うほどでした。
スタッフはまだ不慣れな感じもありましたが、精一杯さと初々しさとが伝わりこのホテルを応援していきたいという気持ちにさせるものでした。
これまで津山の滞在時は駅付近のビジネスホテルばかりでしたが、今後は間違いなくこのホテル一択となるでしょう。
津山滞在時のみならず岡山の県央地域訪問時の宿として選択肢に上がります。新しいことを差し引いても設備や立地そして料理など全てにおいて満足しました。
ウエディングに軸足を置きすぎて、地元以外の宿泊客をないがしろにするような町外れにある日本ホテル協会加盟の某ホテルには二度と行くことはないと確信した次第です。


エントランスはまさに高級旅館の雰囲気です。エレベーターホールといい廊下といい照明の使い方が洒落ています。
きっと有能なインテリアデザイナーが手がけたのでしょうね。


ちなみにホテルの運営はホテルニューアワジグループの株式会社HNA津山。
元はと言えば天満屋グループの津山国際ホテル経営撤退を受けて、津山の迎賓館的な施設が失われることを危惧した地元の財界有志らが新津山国際ホテル㈱を立ち上げ、鶴山公園そばの公営駐車場跡3527㎡の敷地に鉄骨鉄筋9階地下1階(延べ8404㎡)の規模で約30億円をかけてホテルを建設し、ニューアワジグループに賃貸しているものです。


コインランドリーもどこか高級感が漂います。
客室扉です。
フロア図。大きくは2棟で構成されています。
部屋の入口は旅館のように玄関があります。サンダルは館内にあるスパに行く際に便利です。


今宵の客室です。レギュラーフロアのモデレートツイン。部屋面積は25㎡。
このホテルで最もスタンダードな客室でホテルの3,4階に計24室あります。ベッドは121cm✕203cm。


サイドボードは各ベッド脇にひとつずつ。


とにかく照明の使い方が間接照明やスポットを多用しているので目に優しく落ち着きます。


デスク周りです。机の上に余計な宣伝チラシが置いてないので片付け不要なのがありがたい。他のホテルもこういう点は見習ってほしいものです。


机上の使いやすい位置にコンセントがあります。 部屋はカードキータイプです。館内のスパ入浴券を渡されましたが風呂嫌いなので利用していません。


館内備品と館内施設の案内。設備が充実しているのでこのホテルはお籠りしても快適そうです。


テレビにティッシュにミネラル・ウォーター。




備品のひとつひとつがスタイリッシュです。さすがは最近開業したホテルです。壁紙やカーペットなど凝った製品を使っているのですが、この美しさをいつまで維持できるか心配でもあります。


ティーセット


冷蔵庫には机上にあるモノとは別にもう1本ミネラル・ウォーターが冷やされていました。


電気ポット エアコンはPanasonic製。


クローゼット これを見るとホテルというより旅館って感じです。


ハンガーの数も充分。


浴衣以外にパジャマも備わっています。浴衣は苦手なので助かります。


御手洗いは洗面所にあります。


TOTOのウオシュレットです。
御手洗いと洗面の位置関係。便器を照らす間接照明がまたオシャレです。


ツインルームですがシングルユースなのでアメニティは無駄を省いて1組のみ
洗面所の石けん類とドライヤー


バスタブは無くてシャワーブースのみ。これほどの客室なのに随分と思い切っています。でも考えてみれば館内に大浴場があるのですからこれで良いのかもしれません。
レインシャワーも備わった本格的なものです。


シャンプー類は「みつばちハニー」


窓外の眺めです。津山城がライトアップされています。


昼間の眺めです。信用金庫の本店や保育園ビューです。


眼下にはホテルの美しい庭園、そして見上げれば津山城のある鶴山公園。津山らしい眺望を楽しめます。


間違いなくここは地域ナンバーワンのホテルになっていくだろうなと思ったホテルでした。朝食も美味しかったし、ラウンジでテイクアウトできるスイーツの完成度も高かったです。