「シングル」
ホテルの正式な名称に静岡は付かないようです。
便宜上ホテル名の後ろに(静岡)と付けているようです。
沿革
ホテルの開業は2020年6月17日と新しいです。
ホテルの運営は遊技場=パチンコチェーン店「コンコルド」を静岡県内で展開している有限会社新日邦(本社:静岡県藤枝市)です。
同社のホテル事業は2015年8月に藤枝市内で「ビジネスホテル スーパー泊」を開業。
さらに2016年3月に藤枝市内に「ホテルオーレ」を開業しています。
この静岡市内の「ホテルオーレイン」は藤枝市以外では初のホテルということになります。
外観
結論から言うと、静岡市内に数あるホテルの中で、ここはリピート決定です。
「快適で満ち足りた時間、想像以上。」とホテルは宣伝していますが、まさにそのとおりの快適さでした。
静岡市街地にあるホテルとしては、現時点で最も人気のビジネスホテルではないでしょうか?
静岡駅北口にある「ホテルアソシア」なども快適ですが、開業から年数を経ていることもあって最新設備は望めません。
一方でこちらの「ホテルオーレイン」は開業が新しいこともあり、室内や館内は非常に綺麗で設備も最新式です。
宿泊費もアソシアと大差なく、日によってはアソシアより高額の場合もあります。
それだけの人気があり、かつホテルとしても自信があるのかと思います。
裏手のタワーパーキング側から見たホテルの外観
パブリックエリア
アクセス面に関しては静岡駅北口からは徒歩10分以上と離れているので、鉄道利用の場合は少々不便です。
駐車場
しかし、車利用の場合はホテルに隣接してタワーパーキングがあり、宿泊者はなんと無料という太っ腹。
入出庫口も3箇所あるので、待ち時間もほとんどありませんでした。
ロビー
ロビー階に並ぶ自動チェックイン機。
チェックインの際に渡された館内説明のチラシです。
口頭で伝えられるよりも、説明書を渡された方が間違いはありませんし、手続きの時間が短縮されるので大歓迎です。
宿泊者は朝食無料です。朝食券が必要となります。
ホテル2階にある朝食会場は、大通りに面した大きなガラス張りで、店内は明るく気持ちの良い空間でした。
メニューには静岡らしい品もあり、品数も多かったので連泊でも飽きませんでした。
エレベーター
エレベーターかご内に使われている木目調のインテリアは、館内全般で使用されています。
フロア構成です。
3階から13階が客室です。
客室階のエレベーターホール
エレベーターは3基体制なので、長時間のエレベーター待ちはありませんでした。
2台と3台とでは大違いです。
客室階の廊下は、照明も明るくて安心。
自販機コーナー
エレベーターホールのすぐ隣、ガラス扉を開けると自販機とアイスベンダーがあります。
自販機の向かいには電子レンジとVODカード自販機。
フロア図
避難経路図です。L字型のレイアウトです。
避難階段は2箇所ありますが、片方は廊下の突端部にはないので、事前に確認しておいたほうが安心です。
扉まわり
入口付近には照明が無いので少々暗い印象です。
カードキーをスロットに差し込んで主電源がオンになります。
清掃札はマグネットタイプです。
入口付近から部屋を見た様子です。
クローゼット
独立したクローゼットは無く、ニッチとフックが混合した薄型タイプとでも言いましょうか。
ハンガーはフックに掛かっています。
ビジネスホテルにしては珍しくサテンハンガーがあるのは、ホテルの運営会社がブライダル事業も手掛けているからでしょうか?
消臭スプレーは無香空間。
靴べら、シューシャインペーパー、ブラシ。
リサイクルタイプのスリッパは、厚手で履き心地が良かったです。
木製のバゲージラックが部屋のインテリアと合っています。
ズボンプレッサーも各部屋に設置されています。
シングルルーム
客室面積は16〜17.5㎡です。
別角度から見たシングルルームの様子です。
シングルルームがこのホテルでは最も客室数が多く、全部で154室あります。
間取り
(出典:ホテルオーレイン 客室案内 シングルルーム)
ベッド
ベッドの幅は140cmのダブルサイズです。
枕が2個とクッションが1個。
ナイトウェアは2種類ありました。
大浴場にも持っていけるようにバッグが備わっています。
ヘッドボード
サイドテーブルはなく、ヘッドボード内にニッチがありました。
コンセントはACとUSBが備わっています。
机まわり
幅広で使いやすい机です。
ビジネスホテルである以上は、作業のしやすいテーブルは必須です。
椅子の背後は、ベッドが迫っているため、引きしろが少ないのが難点。
姿勢を正して机に向かうことが求められます。
机の端にはティッシュや電話機などがひとまとめになっています。
各種携帯電話の充電器です。
小物入れの底部には明るめの色が付けられているので、忘れ物防止に役立ちそうです。
鏡は折りたたみ式なので不要な場合は閉まっておけるので便利です。
デスクライトは明るく実用的。
引き出し内にはランドリーバッグ。
下段にはセーフティボックスが収納されています。


ビジネスホテルには珍しくレターセットもありました。
バーカウンター
机の下部扉内にはティーセット一式が収納されています。
象印製の電気ポットは大型です。
ティーセット
マグカップにはホテルのロゴが印刷されていました。
お茶は焼津の「SANOWA」というブランドのモノでした。
個人的にはチョット濃すぎる感じがしました。
冷蔵庫ではなく保冷庫とのことです。
今どきのシティホテルで良く見かける、引き出しタイプの保冷庫でした。
加湿空気清浄機はダイキン製。
この製品、見た目はスタイリッシュですが、加湿タンクの水を入れるのが不便で使いづらい。
三菱電機製エアコンの操作部です。
テレビ
壁掛けの情報テレビ。
コインランドリーの使用状況がわかります。
14階にある大浴場の混雑状況です。
さらに2階にあるラウンジの混雑状況までわかります。
ちなみに2階ラウンジは、朝食以外にもサービスが提供されており、17時30分〜20時の間は無料のオリジナルカレーが提供されているそうです。
それ以外の時間はソフトドリンクやコーヒーが用意されているそうです。
どちらのサービスも使っていないので品揃えなどはわかりません。
テレビのリモコン。
ホテルにあるテレビのリモコンは高機能タイプが主流になりつつあり、時折使い方が分からないモノも増えてきました。
眺望
窓は換気が出来る程度に少しだけ開きます。
シティビューです。目の前には三交イン。
夜景は控えめです。
水回り
ユニットバスですが新しいホテルだけあって綺麗です。
バスタブ
足が伸ばせるサイズが確保されています。
このホテルには最上階に大浴場があるので、部屋の風呂を使う人は少数派かもしれません。
しかし私の様な面倒くさがり屋で、例え温泉宿でも温泉に浸からない人間も世の中にはいます。そんな私にとって部屋のお風呂こそが全てなのです。
シャワーヘッドはTOTO製。
カランは綺麗に清掃されており、水滴の痕すらありません。
シャンプーはローラ・アシュレイのボトル詰替式。
こういうのは女性客が喜びそうです。
ふっかふかのバスタオル
洗面台
ハンドソープもローラ・アシュレイの容器に入っていました。
アメニティの入ったポーチです。
ポーチは持ち帰り可能とのことですが、作りは安っぽく、すぐにボロボロになりそうなものでした。
ポーチの中身です。
アメニティは充実しています。
KOIZUMI製のドライヤー。縦に置いておけるのは便利です。
フェイスタオルです。ハンドタオルはありません。
お手洗い
タンクが小型なのでスタイリッシュな雰囲気です。
ウォシュレットはリモコンタイプ。