普段は国内線の搭乗記まで残すとキリが無くなるので記事にはしませんが、今回は国際線の機材に搭乗する機会があったので記事として残しておくことにしました。
国際線機材が国内線の路線に充当されて、プレミアムクラスがフルフラットのビジネスクラスの座席になっていることが話題になっていました。
とは言えプレミアムクラスの料金など、おいそれと手が出せるわけもなく、国内の短時間移動であれば普通席でも苦になりません。
以前に札幌〜沖縄線に搭乗したことがありますが、時間的には国際線並ですが国内路線という精神的な安心感もあってか、まったく苦には思いませんでした。
Boeing767−300ER ビジネスクレードル
搭乗したのは2022年1月。羽田から新千歳に向かうANA便です。
現在もこうしたサービス?が続いているのかは不明です。
使用する機材は国際線で使われているB767−300ERというもの。
機体前方のビジネスクラスの座席が、国内線の普通席として開放されていました。
座席はビジネスクレードルと呼ばれるタイプです。
アジア路線でよく見かけるタイプの座席です。
出典:ANA
こんな立派な国際線のビジネスクラスの座席が、プレミアムクラスではなく普通席として開放されているのです。
ちょうど札幌に行く用事があったので、これはお得だということで、敢えてこの機材が使われている便を選んで予約しました。
当日の機内の様子
当日、機内に乗り込むと思いのほか空いていました。
自分と同じ様な考えをもった飛行機好きで座席はほぼ埋まっているのだろうと思っていただけに、いささか拍子抜けしました。
私達以外には老夫婦と子連れの家族程度でした。
後方の普通席には、混み合うほどではありませんが、そこそこ乗客がいただけに不思議です。
こんなに空いているのなら、ツレと並びの座席を抑えなくても良かったのにと思いました。
とは言え座席にゆとりがあるので、隣に人がいても窮屈さは感じません。
シートピッチは約150cmあるので、足元は広々のびのびです。
モニターは12.1インチあります。
飛行中はずっと地図画面を表示しておきました。
この日のフライトは天候に恵まれて窓外の風景を存分に楽しむことが出来ました。
普段から地図が好きで、暇さえあればグーグルマップを見ている質なので、ここぞとばかりに山座同定に勤しんでいました。
山頂付近の大雪原がひときわ目立つのは月山です。
日本海の近くに聳えるのは鳥海山。独立峰はわかりやすいですね。
津軽海峡を越えると特徴的な地形の函館が見えてきました。
噴火湾上空を越えて苫小牧。
雲の上に特徴的な山容の樽前山が見えます。
そのまま着陸するのかと思ったら、新千歳空港にはぐるっと回り込んで北側から着陸しました。
急ぐ旅でもありませんし、快適な座席だったので搭乗時間が長いほうが少し得した気分になりました。
コロナ禍が落ち着けば、こうしたイレギュラーな運用も無くなっていくのでしょう。
国際線機材で自由に世界中を旅することが出来る日が来るのが待ち遠しい限りです。