「シングル」
JR東日本ホテルズが展開するシティホテルブランド、「メトロポリタンホテルズ」のひとつです。
沿革
盛岡駅と直結しているので鉄道利用時のアクセスの容易さは非常に優れています。
ホテルは1981年4月10日に「盛岡ターミナルホテル」として開業しました。
1991年7月に現在の「ホテルメトロポリタン盛岡」に改称されます。
2008年4月にはリニューアルオープンしています。
ホテルの運営は盛岡ターミナルビル株式会社です。
ホテル外観
盛岡駅に直結していますが、外に出ること無くホテルにアクセスが可能なのは、盛岡駅ビル「フェザン」が開店している時間帯のみです。
閉店後は外を回ってホテルの正面玄関からアクセスすることになります。
宿泊した日は最終の新幹線で盛岡駅に到着したため、雪の降る中をホテルに向かいました。
とは言え、外を歩く時間はわずかなのでそんなに苦ではありません。
リニューアルが施されているとは言え、開業から40年以上経た建物なので、ロビーなどの天井は低く、新しいホテルとは大違いです。
でもそれがむしろ昭和的なノスタルジック感があり、悪くはありませんでした。
パブリックエリア
エレベーターかご内は重厚感が漂う濃厚な茶色です。
客室階のエレベーターホール
ビジネスホテルと違って広々としています。
客室階の廊下
控えめな照明で薄暗い。
自動販売機はソフトドリンクとアルコールの2種類。
アイスベンダー仕様時は、客室からアイスペールを持ち出す必要もなく、かたわらの紙コップに入れられるのが便利です。
フロア図
避難経路図です。L字型のレイアウト。
廊下の突き当りに避難口があるのはわかりやすいです。
扉まわり
シンプルな佇まいの入口付近。
鍵は昔ながらのキーホルダータイプです。
クローゼット
扉のないタイプです。
またこの部分には照明が無いため暗くて見づらいのが困りものです。
ハンガーはシングルルームということもあって数が絞られています。
バゲージラックやズボンプレッサー、ブラシ類などビジネスに必要な物はひと通り揃っています。
スリッパは使い捨て式の薄っぺらいものです。
入口付近から部屋を見た様子です。
全体的に薄暗いホテルという印象です。
シングル
部屋の面積は13㎡とかなり狭いです。一般的なビジネスホテル以下です。
別角度(窓側)から見た部屋の様子です。
大きなスーツケースですと広げる空間がありません。
ベッド
サイズは120cm×195cmです。
マットレスは日本ベッド製造の超高密度ポケットコイル式マットレス「シルキーポケット」を使用。
枕は通常のものと低反発の2種類が用意されています。
ナイトウェアは薄手でした。
ヘッドボードにあるナイトランプのシェードがボロボロでした。
素材が経年劣化で傷んでいるのでしょう。
目につくこれらの設備をそのままにしておくのはある意味スゴイ。
エアコンの操作部に時代を感じさせます。
加湿空気清浄機
机まわり
部屋が狭いため机の角を落としたデザインになっています。
客室の鏡が横長というのは珍しいです。
椅子は座面も背もたれも肉厚なものでした。
テレビはホテル情報が見られる程度のものです。
机の下の冷蔵庫が一人暮らし感を醸し出します。
冷蔵庫内は空っぽです。
ティーセット
机の下の棚の中にティーセット類が収納されています。
T-fal製の電気ポット。初めてホテルで電気ポットを使った時に、アッという間に湯が湧いた驚きを思い出しました。
ドトールのドリップコーヒーと伊藤園の緑茶粉末スティックです。
コンプリのミネラルウォーターはメトロポリタンホテルのオリジナルラベルが貼られていました。この手のデザインって黒色が多いような気がします。
眺望
盛岡駅前ビューです。
夜景 奥には姉妹館のホテルメトロポリタン盛岡ニューウィングが見えます。
あちらのほうが建物が新しくて快適そうですが、駅から歩くのが面倒です。
日中の眺めです。遠くには北上高地の山々が見えます。
水回り
ありふれたユニットバスですが、壁の模様が少しだけ安っぽさを低減しています。
バスタブ
小さいのでシャワーブースとして使います。
シャワーヘッドまで小さめです。狭いユニットバスだからこそ、せめてシャワーぐらいは豊かな水量で浴びたいものです。
水栓機器は清掃が行き届いており、開業から年数を経たホテルにしてはキレイだなという印象です。
パイプハンガーが備わっています。
洗濯ロープよりはこちらのほうが使い勝手が良いです。
シャンプー類はメトロポリタンホテルオリジナルの容器に入っていました。
洗面台
シンクも深く、シングルレバー混合栓になっているので使い勝手は良いです。
リニューアルの際に、水回りもしっかりと手が入れられたことが伝わります。
アメニティ
ドライヤーはパナソニック製。
タオルはバスタオルとフェイスタオルの2種類。
お手洗い
ウォシュレットの操作部は便座に付随した昔ながらのタイプでした。