寝る子のヌシのお泊り帳

旅好きヌシの宿泊(IHG系多し)乗り物&猫暮らし

【宿泊記】銀座キャピタルホテル萌木 / はとバス直営の新しいビジホです Ginza Capital Hotel Moegi

「スタンダードダブル」

ホテル名に銀座の文字が含まれますが、住所は東京都中央区築地3丁目になります。

ホテルの開業は2019年1月29日。

ホテルの運営は株式会社はとバス(本社:東京都大田区平和島)です。

最寄り駅は地下鉄日比谷線築地駅、または地下鉄有楽町線新富町駅から徒歩1分の距離なのでアクセスは至便です。

ホテル外観

株式会社はとバスは、お馴染みのバス事業以外に、「銀座キャピタルホテル」の名称で、築地に1972年に本館(築地二丁目)、1979年に新館(築地三丁目)を開業し40年以上にわたりビジネスホテルを運営しています。

今回、新たに開業した「銀座キャピタルホテル萌木」(築地三丁目)はシングルルームが中心の従来の二館とは異なり、ツインルームが中心の136室のホテルです。

萌木のオープンに伴い、近くにある新館は「茜(あかね)」に名称変更しました。

ツインルームを中心にしたのは、家族連れの多いインバウンドゲストや女子旅のグループ客などをターゲットにしているためで、グループでの滞在を快適に過ごせるように特別な部屋「アウトサイドコネクトルーム」(最大定員7名)もあります。

それは、隣り合った客室の外に玄関扉をもう1枚設けることで二つの部屋を外部でつなぐ構造になっており、「2家族で一緒に旅行に行きたい。しかし、泊まる時はほどよくプライベートを確保したいというお客さまにお勧め」なのだそうです。

つまりこのホテルはビジネス客よりも、観光客をターゲットにしているホテルだったのですね。

しかしコロナ禍で終電の時間帯ということもあり、ホテルはガランとして観光客で賑やかなホテルといった雰囲気は皆無でした。

2階にあるフロントで外国人スタッフの流暢な日本語に感心しながらチェックインを済ませます。

ウェルカムギフトなるものがあって3つの中から選択式でした。

1:はとバスグッズ(バス好きには喜ばれそう)

2:翌朝のサンドイッチ(翌朝にフロントまで取りに行く)

3:カップラーメン

お腹が空いていたのでカップラーメンを貰い、部屋で湯を沸かして早速いただきました。恐ろしいほど具の入っていないカップ麺でしたが、「こんな品もあるのか」と妙に感心しながら美味しくいただきました。

パブリックエリア

エレベーター

エレベーターは2基体制です。ホテルは11階建てで全136室あるので、混雑する時間帯はエレベーター待ちが発生しそうな予感。

客室階のエレベーターホール

明るくて開放感のある空間です。壁にはアート作品も飾られています。

シンプルながら手の届くラグジュアリー感とアートのある空間をテーマにデザインしているそうです。

エレベーターホール付近には貸出備品が置かれています。

バゲージラック ・ズボンプレッサー ・電気スタンド ・アイロン(アイロン台)。

そして最下段にある緑色の物体は荷物秤です。

客室階の廊下

照明が明るく、天井や壁の色も明るい色を使っているので視認性が良いです。

フロア図

避難経路図です。廊下が複雑な形状をしているのがわかります。

コレは絶対に就寝前に非常口を確認しておいたほうが良いタイプです。

扉まわり

黒い扉が客室の印象をピシッと締めています。

清掃札はマグネット式です。

部屋に入ってすぐ横に細身の姿見が設置されています。

クローゼット

クローゼット専用のスペースは無く、壁掛け方式です。

スリッパはリサイクル方式。

ハンガーは壁面のフックに掛けられています。

スタンダードダブル(?)

ツインの部屋が多くを占めるホテルですが、ダブルの部屋もあります。

ただしダブルにしてはヘッドボードとマットレスの幅が合っていないような気もします。部屋面積もダブルは24㎡となっていますが、そこまで広くありません。

ひょっとするとスタンダードツイン(17.4㎡)の部屋にダブルベッドを持ち込んで、ビジネス客向けの新たなタイプの部屋に改装したのかも知れません。

ベッド

本来スタンダードダブルの部屋はベッドサイズは160cm×203cmとなっていますが、どう見たって160cm幅はありません。

モデレートツインの部屋で使われている122cm幅のベッドかと思われます。

マットレスフランスベッド製です。

枕とクッションが1個ずつ。

ビジネスホテルでクッションがあるのは珍しい。

ナイトウェアは肌触りの良い素材でした。

サイドテーブル

簡素なサイドテーブルが置かれていました。

ヘッドボードの照明スイッチにツマミやコンセントがそれぞれ2つずつあることから、この部屋は元々はツイン仕様だったことがわかります。

机まわり

ワーキングデスクはありません。長椅子に移動できるコの字型の机があるのみです。

簡易的な机しかないホテルは最近増えていますが、ビジネス客にとっては非常に使いづらいものです。やはりこのホテルは観光客向けなのだなぁと実感。

長椅子の横にあるカウンター。

本来なら机の下にあるような備品が、ここに集約されています。

セーフティボックス

冷蔵庫は扉にポケットのない収納力低めのもの。

ティーセット

電気ポットはそこそこ大容量。大盛りカップ麺のお湯も一度に沸かせます。

ティーバッグはインスタントコーヒーと緑茶のみ。

テレビはコインランドリーの使用状況などもわかる情報系テレビです。

三菱電機製エアコンの操作部。

個人的にはダイキン製と並んで使い勝手の良いリモコンだと思っています。

エアコンは自宅にあるような壁付タイプでした。

加湿空気清浄機はパナソニック製です。

眺望

窓はそれほど大きくはありません。

換気が出来る程度に開きます。

夜景はおとなしめ。

築地の住宅とオフィスが入り交ざった街の眺めです。

日中の風景です。

ホテルの目の前は新大橋通りですが、騒音は気にならないレベルでした。

水回り

典型的なユニットバスです。それでも新しいので清潔感があります。

バスタブ

狭いですね。シャワーブースとして使います。

シャワーヘッドは大きめなので水量は十分にありました。

シャンプー類はクラシエ製のジーラ。

洗面台

シングルレバー混合栓なので使い勝手は良いです。

女性客を意識しているのでしょう。

バスアメニティ以外にもクラシエ製のジーラが取り揃えられています。

アメニティは必要最低限のもの。

ヘアブラシとカミソリはフロントで貰う方式です。

ドライヤーはお馴染みのパナソニックのionityです。

タオルはバスタオルとフェイスタオルの2種類。

お手洗い

スッキリとした小さめの便器です。

ウォシュレットの操作部はリモコンタイプです。

ビジネスホテルにしてはこれもまた珍しい。