「モデレートダブル」
都内に数ある三井ガーデンホテルの中でも、常日頃から安価な部屋を提供してくれるありがたい存在のホテルです。
大手町という名前が付いていますが住所は内神田です。
でもホテルの横を流れる川の向こうは大手町ですし、最寄り駅も大手町なので、ホテル名に偽りは無しと思っています。
ホテルの開業は2018年6月17日、運営は株式会社三井不動産ホテルマネジメント。
終電間際の大手町駅で下車して歩くこと3分。誰もいないビル街を抜けるとホテルが見えてきました。
歓楽街と違ってオフィス街にあるビジネスホテルは周囲の環境が静かなので良いです。
鬱陶しい呼び込みがいないのが一番です。
パブリックスペース
1階にはフロントとベーカリーが同居しています。1階の共用エリアは、ロビーとベーカリーが一体となり、第2のリビングとしてゆったりと憩える開放的なスペースです。
ベーカリーはホテルの朝食会場にもなっていますが、流石にこの時間は閉まっており、その分、ロビースペースの広がりは失われています。
床のヘリンボーンが凝っているなと思ったら、ホテルのコンセプトが「Urban Oasis」というもので、木の温もりや緑など自然を感じる空間が、アクティブに滞在を楽しむゲストに、寛ぎのひととき を提供するとのことでした。
エレベーターカゴ内
エレベーターの扉も薄っすらと木目調の印刷がなされていました。
客室階エレベーターホール
終電間際のチェックインにも関わらず今宵あてがわれたのは2階の部屋でした。
階段が利用できれば2階は便利なのですが、日本のビジネスホテルは階段が利用できないホテルばかりなので、2階であることのメリットはゼロです。
エレベーターホールにある遊び心あるインテリア。
客室階廊下
共用部に置かれた電子レンジです。
除菌シートなどもしっかりと備わっていて安心。
フロア図
避難経路図です。エレベーター前にクランクがある以外は、廊下の両端部に避難階段があるわかりやすいレイアウトになっています。
扉まわり
建具の色や柄が、ホテルのインテリアのコンセプトに合っています。
清掃札はマグネットタイプです。
ドアの横にはオープンタイプのクローゼットがあります。
クローゼット
1人利用であれば特に問題無いサイズ。冬場の2人だとギュウギュウになるかも。
ハンガーは6個。
アイロンとアイロン台。
セーフティボックスは他の三井ガーデンホテルと同じものです。
スリッパはクリーニングされた使いまわし製品ですが、これは履き心地が良いので気に入っています。
入口付近から見た客室の様子です。
モデレートダブル
部屋の面積は18㎡。
部屋の隅に吊るされたペンダントライトが良い雰囲気を出しています。
ベッド
ベッドのサイズは1,510 x 1,970mmのダブルベッドです。
枕は三井ガーデンホテルオリジナルのが2個×2セット。そしてクッション。
ナイトウェアはパジャマタイプです。
サイドテーブル
丸テーブルの上には目覚まし時計。
ヘッドボードには各種照明スイッチとACコンセントとUSBコンセントが設置されています。
机まわり
ワーキングデスクはありません。
サイドテーブルと同じ様な丸テーブルがあるのみです。
オットマン付きの一人がけソファがあります。
壁面には作り付けの棚があります。
ワーキングデスクが無いため、本来であれば机の引き出しなどに入っていそうな携帯電話の充電器などが、ここに置かれています。
BOSEのワイヤレススピーカーです。
バゲージラック
空気清浄機です。客室備品は黒色で統一しているようです。
しかしダイキン製エアコンの操作部は白色でした。
テレビはホテルの情報などがわかるもの。
ネット環境はこんな感じです。
いつも思うのですが、ホテルのネットに接続すると、この表示が出ることが非常に多い気がします。
バーカウンター
部屋の隅にあるこちらの家具、最初はなんだかわかりませんでした。洋服ダンスかと思ったほどです。
上蓋が開きます。当初はこの部分が開くのがわからずに、手前の扉を開けていたので、「なんて使い勝手の悪い棚だ!」と嘆いていました。
せめて上蓋部分に「開」の表示でもしれあれば戸惑うことは無かったのですが。
ティーバッグは三井ガーデンホテルでは定番となる緑茶、紅茶、ドリップコーヒーの3種類です。
電気ポットとグラス類。
引き出し内にはLANケーブル。
再下段には冷蔵庫が収納されています。
ミネラルウォーターはキリンの缶入りタイプです。
あらかじめ冷蔵庫で冷やされているので、すぐに冷たい水をがぶ飲みできるのは嬉しい限りです。
眺望
ホテルのネオンが眩しいです。
見上げれば大手町のビル街と首都高速。都会の息吹を感じるものの圧迫感のある風景です。上層階で首都高速を見下ろすフロアだったがまた違った感じになると思います。
日中の様子です。
通りに面しているので窓をあけると、すぐ下の通りを歩く人々の顔がはっきりと視認できるほどの近さでした。
カーテンをあけるとプライバシーもなにもないといった感じの部屋です。
水回り
いわゆるユニットバスですが広めです。
バスタブ
バスタブは足を伸ばして広々とまではいきませんが、狭小ユニットの様な悲劇的な狭さはありません。
カランは綺麗に磨かれており清潔感があります。
シャワーヘッドは小さめ。
シャンプー類は花王の業務用ブランドの「レアーナ」です。
洗面台
小ぶりな洗面台です。
タオルはバスタオルとフェイスタオル。
これ以外に、使い捨ての身体を洗う用のタオルもあります。
アメニティです。
アメニティバーは客室にセットされていましたが、三井ガーデンホテルは今後アメニティバー方式に変更していくとのことです。
お手洗い
ウォシュレットの操作部はリモコン方式です。