「スタンダードシングル」
大阪は豊中市にある「千里阪急ホテル」に宿泊しました。千里中央駅から徒歩5分で、駅からは概ね歩行者デッキが整備されていますが、ホテル入口前の交差点で信号待ちが生じるのが不便です。
ホテルは1970年3月1日に、大阪万博にあわせて現在の東館(地上4階 客室数128室)が開業しました。その後1984年には新館(現在の西館、地上7階地下2階)が開業し、客室数は203室になります。運営は阪急阪神第一ホテルグループです。
北摂を代表する歴史あるホテルですが、2021年3月に発表された「阪急阪神ホテルズにおける構造改革について」によると、2025年度末で営業を終了するようです。
実はこのホテル、後から知ったことですが、日本を代表する建築家の浦辺鎮太郎が手掛けていて、館内には随所にこだわりの装飾などが残っているそうです。あらかじめ知っていれば見学したのに〜、残念。
夜にチェックインして、そのまま部屋にこもって、朝はフロントに直行してチェックアウトしてしまった…。
パブリックスペース
今回泊まった部屋は東館にある「スタンダードシングル」。
1階のフロントでチェックインを済ませて客室階に上がろうにも東館のエレベーターは2階以上にしか無いため、階段を登る必要があるのが面倒です。
またエレベーターの台数も少なく、建物も細長いために端の客室だとエレベーターから結構歩きます。
フロア図
避難経路図です。客室扉に掲示された避難経路図は客室番号の記載が無いタイプでした。別途フロントで渡された案内には、詳細なフロア図がありました。
扉まわり
客室扉はカードキーではなくて昔ながらに鍵を使うタイプなのが懐かしい。
部屋に入ってすぐ横に、クローゼットやバーカウンターがあります。
クローゼット
木製のハンガーはホテルのロゴ付きで高級感があります。
シューポリッシャーが2枚、ペラペラの使い捨てスリッパ、靴べらは安っぽいプラスチック製。
バーカウンター
電気ポット アイスペール ミネラルウォーターは1本のみ。
コーヒーはドリップ式です。
冷蔵庫の中は空っぽ
スタンダードシングル
部屋面積は15,1㎡とビジネスホテル的な広さです。
ベッド
サイズは120cm✕195cmと若干幅が広く、ビジホならセミダブルと称されるタイプです。枕とクッションも各1個ずつなので、就寝時に使わない枕を片付ける手間が省けるのがありがたいです。
サイドテーブル
東館は2017年1月にリニューアルが行われていることもあり、サイドテーブルにUSBコンセントが設置されているなど、時代に即した設備は整っています。
机まわり
ビジネス客に重要なのが机周りです。
机上はチラシ類が多く、仕事前に片付けが必要なセッティングになっているのが残念です。椅子は固め。
引き出しの内部には日本ホテル協会のガイドブック。
テレビは壁掛けではなく据え置きタイプ。
ラウンジテーブルがありますが椅子は無いので、デスクチェアを使えということなのでしょう。ナイトウェアはフリーサイズ。
水回り
清掃は行き届いているものの、やはり古さは否めません。
洗面台
洗面台の混合栓が2ハンドル式なので水温の調整が面倒です。
アメニティ
アメニティとドライヤー 石鹸類は花王製のボトル式
バスタブ
バスタブはビジネスホテル並に狭いです タオルは2種類
シャワーヘッドにウオシュレットトイレ、どちらも一昔前といった感じのものです。
眺望
千里ニュータウンの中あるホテルなので風景に面白みはありません。
中国道の防音壁が目立ちます。