寝る子のヌシのお泊り帳

旅好きヌシの宿泊(IHG系多し)乗り物&猫暮らし

【宿泊記】ホテル イースト21東京 / 再開発で誕生した江東区の安値シティホテル Hotel East 21 Tokyo

セミダブル」

東京都江東区東陽にあるシティホテルです。

 

最寄り駅は地下鉄東西線東陽町駅です。

しかし駅前にあるわけでもなく、駅から離れた場所にあるのでアクセスに関しては決して便利とは言えません。

ホテル外観

ホテルは四ツ目通りから少し奥まった位置に建っています。

それにしても何故こんなところにホテルを建てたのか?と思ってしまう立地です。

気になって調べたところ、元々この場所には鹿島建設の資材置き場があり、同社によって再開発が行われ、1992年9月12日にホテルが開業したそうです。

ホテルは当初、鹿島建設の子会社である鹿島ホテルエンタプライズが経営していましたが、立地の悪さから経営難に陥り、1998年11月に株式会社ホテルオークラと運営委託を契約しオークラホテルズ&リゾーツのメンバーホテルとなります。

ホテルの経営は鹿島東京開発株式会社のホテル事業部です。

こうしたいきさつがあるからでしょうか、立派なホテルの割に宿泊費は安価です。

ビジネス需要では使いづらい立地ですが、東京ディズニーランドなどレジャーの利用には適しているかもしれません。

フロア図

避難経路図です。エレベーターは4基あります。

地上21階地下3階、客室数は全404室の大きなホテルにしては、エレベーターの数が少ないように思えますが、満室になることも無さそうなので、これで十分足りているのかもしれません。

ちなみに廊下の形状がエレベーターホール付近でクランク状になっていることと、左側の避難階段は廊下の突き当りではなく、廊下の途中にあるので、就寝前に位置を確認したほうがよさそうです。

セミダブル

客室面積は19,5㎡です。

ビジネスホテルよりは広いですがシティホテルとしてはコンパクトです。

ホテルのコンセプトは19世紀のヨーロッパを想わせるラグジュアリーホテルとのことです。

江東区にある資材置き場の再開発で誕生した味気ない建物と周辺環境にとっては、いささか無理のあるコンセプトだと思います。

それでも精一杯その雰囲気に近づけようとしているのか、ベッドのヘッドボードのデザインに意気込みが感じられます。

間取り図

出典:ホテルイースト21>ご宿泊>セミダブル

ベッド

サイズは135cm×200cmです。

セミダブルですが2人で寝ると肩が凝りそうな狭さです。

机まわり

机の角が弧を描いた独特の形状をしています。

机の片方の角を落とした形状は狭い客室などで稀に見かけますが、このデザインの机は初めてです。

机の面積はそれほど広くないにも関わらず、机上には様々な物が置かれているので、作業面積は狭いです。

テレビボード

それでもバゲージラックやテレビボードを設置している点に、江東区のシティホテルとしての誇りを感じます。

冷蔵庫

テレビボードの下に冷蔵庫があり、ミニバーの飲料が冷やされています。

容量はあるのですが、庫内の棚が無いため持ち込み品を入れる場所が少ないのが難点。

客室の概要は以下の通りです。

出典:ホテルイースト21>ご宿泊

チェックイン / チェックアウト チェックイン 2:00 p.m. / チェックアウト 11:00 a.m.
レイトチェックアウト 11:00以降15:00まで ※延長料金として、正規宿泊室料より30%の割増
11:00以降18:00まで ※延長料金として、正規宿泊室料より50%の割増
客室設備・備品 TV(全室地デジ対応)、 冷蔵庫、 エアコン(調節可能)、 シャワー付トイレ、 バス、 電気ポット、 加湿機能付空気清浄機
アメニティ 石鹸、ボディソープ、シャンプー、リンス、ハミガキセット、カミソリ、くし、バスタオル、フェイスタオル、ナイトウェア、ドライヤー、スリッパ、シャワーキャップ、綿棒
無料貸出備品 ズボンプレッサー、そばがら枕、アイロン、毛布、つめ切り、体温計、ソーイングセット
<要予約>ブルーレイ/DVDプレイヤー、ベッドガード、ベビーベッド(一部客室対応可)
有料アメニティ・貸出備品 バスローブ ¥500、女性用スキンケアセット ¥500

 

眺望

右手に見える高層ビルは、同じ再開発地区内にあるオフィスビルです。

北を望むと遠くに東京スカイツリーが見えます。

今回利用した部屋はホテル内で最も安価な部屋のタイプで北側に位置しています。

東京スカイツリーが完成する前は、北側の眺めよりも南側の眺望が秀でているということだったのかもしれません。

このホテルに限ったことではありませんが、隅田川以東のホテルではこうした眺望に関する逆転現象が起きたホテルが幾つかあります。

さらに窓から左の方向を見れば都心方面が見えます。

夜景です。スカイツリーがひときわ目立っています。

まさに下町のランドマークですね。

水回り

水回りに関してはビジネスホテルよりは広めですが、シティホテルとしての高級感などはまったくありません。

バスタブ

シャワーはハンドシャワーのみ。滑り止めマットが置かれています。

シャンプー類はボトル詰替タイプです。

洗面台

水栓は2ハンドルタイプです。

お手洗いのウォシュレットの操作部は便座に付随したタイプです。

アメニティはひととおりそろっています。

ホテル内のみならず、再開発の地域内に飲食店などもそろっているので滞在する分には楽かもしれません。

とは言え都心に出る足がラッシュ時に大混雑する東西線のみなのがツライ。