「スーペリアダブル」
ホテルとしての風格はシティホテルといった感じです。
ホテルの開業は1999年10月7日。
旧中山道と市役所通りが交差する浦和の中心部にあります。
元々この地には浦和市役所があり、跡地の再開発によって誕生した浦和センチュリーシティの核テナントとしてのホテルです。
ホテルの運営は開業当初は松下興産でしたが、経営再建により現在はソラーレホテルズアンドリゾーツ株式会社の100%子会社である株式会社浦和ロイヤルパインズになっています。
また2019年1月1日には、それまでの浦和ロイヤルパインズから現名称のロイヤルパインズ浦和へとホテル名を変更しました。
浦和の地名を後ろに移動した理由はなんなのか?
プレスリリースを見ても特にその理由は記されておらず、単に開業20年を節目に、名称、ロゴマーク、ブランドコンセプトを刷新し、「この街のホテル」として、未来まで人々に愛され続ける、より強固なホテルブランドを目指すとしかありませんでした。
ホテル外観
建物は地上21階地下3階、客室数は全196室。
ウェディングや会議場なども備えた立派なホテルで、浦和の社交場として、
街の顔でもあるホテルは、堂々としていて個人的に大好きな存在です。
フロア図
避難経路図です。
建物の中央に真っ直ぐな廊下が一本あるのみのシンプルなレイアウトです。
エレベーターを建物の左側に寄せることで、厚みのない建物内でもエレベーターホールを確保しています。
スーペリアダブル
客室面積は24㎡。
ビジネスユースのみならず、カップルや、女性の一人旅など、あらゆるニーズに優れた機能性、居住性を有します。
ベッドのサイズは160cm×200cmのダブルベッド。
間取り図
出典:ロイヤルパインズホテル浦和 客室のご案内
机まわり
机の上には余計な物が置いていないので、すぐにパソコンを広げることが可能です。
テレビボード
テレビボードの下部に冷蔵庫やティーセットなどが収納されています。
また1人がけのソファと丸テーブルの組み合わせが、ビジネスホテルとは違うゆとりと寛ぎを与えてくれます。
眺望
浦和に限らず、ホテル単体の建築物としては北関東で最高層となるホテルだけに、客室からの眺望はなかなかのものです。
周囲に視界を遮るような高層建築がホテルの周囲に無いことも展望の良さにつながっています。
こちらは東側の眺望、浦和駅方向の様子です。
続いてこちらはエレベーターホールから見た西側の眺望。
左の低層の大きな建物は埼玉県警察本部。
水回り
ユニットバスですが、ビジネスホテルよりは若干広めになっています。
アメニティ
バスアメニティのシャンプー類はホテルオリジナルのミニボトル入りでした。
品質はどうであれ、ボトル詰め替え式では無い点に、ビジネスホテルとの違いが感じられ、ちょっとした高級感を味わえます。
しかしプラ削減の観点から、今後はこの手のアメニティは廃止されていくのでしょう。
お手洗い
便座に座ると正面にバスタブを見る配置となっています。
行政の中心でもある浦和だからこそ必要なホテルといった感じです。