「シングル」
富山駅の北口にあるホテルです。
ホテルの開業は2000年9月1日。運営はオークス株式会社(本社:富山市)。
同社は富山県や石川県で総合ライフサービス、つまり冠婚葬祭業を展開している企業です。ここの元社員が著した本が元となって映画「おくりびと」が製作されたそうです。
ホテルは富山市牛島地区市街地再開発事業の核として建設されました。
地上14階、地下1階建て。冠婚葬祭業の企業が運営するだけに、立派なチャペルなども備えており、シティホテルとしての風格が感じられます。
ホテル外観
佇まいはシティホテルそのものです。
フロア図
避難経路図です。
中央に廊下がまっすぐ伸びるシンプルなレイアウトですが、避難階段が廊下の端部ではなく、廊下の途中に扉を開ける形であります。視界不良時が心配です。
シングル
入口付近から客室を見た様子です。客室面積は17.43㎡。
一般的なビジネスホテルのシングルに比べると少し広めです。
左手のドアは水回りへの入り口、右の姿見付近はクローゼットです。
クローゼット
姿見がクローゼットの引き戸になっています。
クローゼット内部は木目調の優しい風合いです。
それにしてもハンガーの数が少ないのは何故?
使い捨てスリッパは薄手の品でした。
バーカウンター
大きめの電気ポットです。
インスタントコーヒー、紅茶、緑茶とひと通り揃っています。
冷蔵庫の内部は空っぽ。ミニバーなどはありません。
シングル
ホテルの説明によると「落ち着いたやわらかな色調のお部屋。シンプルで機能性にすぐれたインテリア。」とのことでした。
ベッド
サイズは122cm×203cmのセミダブルサイズです。
ナイトウェアは細いストライプ柄のパジャマ。
枕は2つ。
ホテルオリジナルのベアが置かれていました。
子供は喜ぶでしょうが、私はどうすれば良いのか迷いました。
人形もそうですが、”生物”の形をした物体は、ないがしろに出来ないため扱いに困ります。
せっかく宿泊客を喜ばせようとして枕元にいるベアを置いてけぼりにするのは可愛そうな気がしたので、意味もなく持ち帰りました。
サイドテーブル
引き出しの中には古事記。
机まわり
楕円形のテーブルです。
テレビ欄のプリントが置いてあるのみだったので片付けがしやすく好印象。
ポールハンガーが置かれているので、クローゼット内のハンガーの数が少ないのでしょうか?
テレビは別途テレビ台の上に置かれています。
ソファセット
包み込むようなデザインのソファと木製の丸テーブルの組み合わせ。
エアコンの操作部はシンプルなリモコンでした。
眺望
富山のシティビューです。目の前の高層ビルはインテック本社。
富山駅方面を見た様子です。かろうじてトレインビューが出来ます。
水回り
ユニットバスですが、ビジネスホテルのものよりは多少広い感じがしました。
シャンプーは壁付方式です。このへんは安いビジネスホテルらしい。
ドライヤーも使いづらい壁付方式です。
アメニティの中に入浴剤があるのはありがたい。
風呂嫌いですが、これなら入浴してみようかという気になります。
しかし「バブ」のパッケージが一気に庶民的な感じを滲み出させています。
タオルはバスタオル、フェイスタオル、ハンドタオルの3種類が用意されていました。
こういうところはビジネスホテルとは違います。
お手洗い
ウォシュレット操作部は便座に付随したタイプです。
ビジネスホテル的な要素だったり、シティホテル的な設備だったりと、いまひとつ掴みづらいホテルではありましたが、概ねキレイで快適でした。
館内飲食店がコロナ禍に関わらず、ラストオーダーの時間が早いです。
ホテルの周辺は南口と比べて飲食店が少ないので、夕食に関しては不便でした。