「シングル」
2020年4月1日に「ホテル法華イン東京日本橋」から「アルモントイン東京日本橋」にリブランドしました。
ホテルの運営は以前と変わらず株式会社法華倶楽部(本社:東京都中央区日本橋小綱町)です。
外観
敷地面積はそれほど大きくありません。
このホテルは法華倶楽部が会社更生法適用を申請した際に、支援を受けた不動産会社の山万が経営していた「ウィシュトイン日本橋」を統合したものです。
元のホテルは1999年に開業したもので、2001年7月1日に「法華イン日本橋」にリブランドしました。
今回は聞き慣れない「アルモント」というホテル名に騙されて(?)新規ホテルかと思って予約しましたが、現地に行くと「なんだ法華インがあった場所じゃないか」と気づいた始末。
ホテルの周辺はオフィスビルとマンションが混在しており、夜は比較的静かな環境が保たれています。
水天宮前駅から歩いてホテルへ。
途中にある唯一のコンビニで飲み物を調達してからホテルに向かいます。
午前0時近いチェックインでしたが、思いの外チェックイン客が多く、私の前に2組、並んでいると、さらに1組やってくるほどの盛況ぶりでした。
たまたまかもしれませんが、宿泊客は若い男女ペアが多かったです。
ロビーはガランとしていますが、かつてこのホテルは朝食無料でしたが最近になってそのサービスは取りやめたとのこと。おそらく朝食会場の名残なのでしょう。
出典:アルモントイン日本橋 施設・サービス 主な館内施設
現在はコーヒーメーカーとジュースマシンがポツンと置いてあるだけですが、コロナ対策のため、長時間の利用や待ち合わせは遠慮してくださいとのことでした。
チェックインの際に渡された感染対策の用紙。
パブリックスペース
エレベーターが、マンションのエレベーターの様なガラス窓の付いたタイプでした。
ホテルでこのタイプのエレベーターを見るのは初めてかもしれません。
客室階のエレベーターホール
エレベーターは1基しかありません。
部屋数はそれほど多くないので、混み合って待つようなことは無いと思います。
客室階の廊下は照明が暗いです。
フロア図
エレベーターを降りた壁面に避難経路図が掲示されていました。
避難階段は片側一箇所のみ、もう一方は避難ハッチです。
こちらは客室の扉に掲示されている避難経路図です。
自室がわかりやすく色付けされています。
扉まわり
客室内は「アルモントイン」に改称した際にリニューアルが施されたのでしょうか?
新しい建具と古い建具が混在しているような感じがしました。
清掃札はマグネットタイプです。
カードキーをスロットに差し込んで主電源がオンになります。
入口付近から部屋を見た様子です。
左の扉は水回りへの入口です。
シングル
部屋面積は11㎡。
一般的なビジネスホテルに比べると狭いのですが、それほど狭さを感じさせないのはなぜだろう?
別角度(窓側)から見たシングルの様子です。
クローゼット
クローゼットのスペースは無く、壁面のフックにハンガーが掛かっています。
姿見の下には使い捨てスリッパとリサイクルスリッパ。
ベッド
全室セミダブルベッドを採用しています。ベッド幅は120cmです。
枕は2つ。
ナイトウェアはガウンタイプ。
サイドテーブル
ベッドに向かって左側に設置されています。
読書灯はフレキシブルアーム式なので必要な箇所をピンポイントで照らせるので便利です。
サイドテーブルのコンセントはACコンセントのみでUSBコンセントはありません。
ただし各種スマホに対応した充電器が備わっているので不便はありません。
机まわり
ワーキングデスクはなく、ソファと移動式の机が組み合わさったタイプです。
このタイプは短時間ならまだしも長時間机に向かっていると肩が凝ります。
バーカウンター
ソファの背面にバーカウンターが設置されています。
本来なら机の上に置いてある電話や鏡、小物入れなどの置き場になっています。
机でパソコンを広げる際に必要な電源は、ここから引くことになります。
引き出しの中には電気ポットとティーセット。
ティーバッグは緑茶のみ。
冷蔵庫の中は空っぽです。
扉にポケットのあるタイプなので使い勝手は良いです。
ベッドの足元にはテレビが設置されています。
情報テレビではありません。
シャープ製の加湿空気清浄機。
黒色の製品はホコリが目立ちやすいのですが、清掃が行き届いていて不潔さは感じませんでした。
エアコン操作部は昔からのものをそのまま流用しているようです。
眺望
窓は広々としています。レースの柄に生活感がにじみ出ています。
窓は二重窓になっており、手前の窓には下部がくもりガラスになっています。
ホテルの向かいがマンションのため、マンション住民、そしてホテル側の客室のプライバシーに配慮したものだと思われます。
ただし、くもりガラス窓はスライドして開閉出来るので、開けてしまえば視界を遮るものはなくなり、あけっぴろげ状態になります。
向かいのマンションから丸見えになるので要注意です。
外窓も全開できるのかと思ったら、ストッパーがあって少ししか開きませんでした。
換気が出来る程度です。
眺望は日本橋小綱町のシティビューです。
あまりおもしろい風景ではありません。
夜間は向かいのマンションがよく見えます。
全ての階がマンションと向かいあわせになります。
水回り
ビジネスホテルらしい小さなユニットバスです。
バスタブ
狭いのでお湯を張って浸かろうという気にはなりません。
シャワーヘッドは変わった形をしていました。
こんな穴でお湯が出るのかと疑問に思いましたが、不自由なく使えました。
シャンプー類は花王の業務用ブランド「レアーナ」です。
洗面台
カランはバスタブ、シャワーと共用です。
アメニティに綿棒があるのはありがたい。
ドライヤーはパナソニック製。
タオルはバスタオルとフェイスタオルの2種類。
お手洗い
ウォシュレット操作部は便座に付随したタイプ。
安いビジネスホテルの多い茅場町周辺の中でも、常日頃から安価で部屋を提供しているホテルです。
それでいて客室はリニューアルがなされてキレイなのでコスパの良いビジネスホテルだと思いました。