「シングル」
東京都多摩市の多摩センター駅前にある「京王プラザホテル多摩」に宿泊しました。
ホテルの運営は株式会社京王プラザホテル、開業は1990年4月28日です。
開業当初はホテルと言えば都心にあるものというイメージを払拭させるものだったので驚いたものです。
そんな郊外型シティホテルではありましたが、2023年1月15日をもって閉館するとの発表がありました。すでに開業から30年以上を経ており、館内は正直いって経年劣化も目立ち、最近開業した新しいビジネスホテルと比べても、明らかに劣る設備だったので仕方がないと思います。
多摩地区は馴染みのある土地ですが、多摩センターに関しては特に用も無いので訪れる機会はほとんどありませんでした。
駅前には大きな建物が並んでいますが、都心と違って超高層ビルが少なく、空が広いので気持ち良いです。
その駅前のビル群の一角に「京王プラザホテル多摩」があります。
多摩センター駅から続くデッキからホテル館内に入ると2階になるので、エレベーターでフロントのある1階のロビーへと下ります。
ロビーまわりは一昔前のシティホテルといった雰囲気で少々薄暗く狭い印象でした。
そしてフロントが思いのほか小さかったのも驚きでした。
チェックインを済ませて客室へと向かいます。
フロア図
避難経路図です。廊下がまっすぐに一本貫くシンプルなスタイルです。
廊下の両端に非常口があるのも非常時は分かりやすいです。
扉まわり
清掃札はドアノブ吊り下げ式です。
姿見の対面にあるアコーデオンカーテンはクローゼットです。
クローゼット
アコーデオンカーテンを引くと奥行きが殆どないクローゼットが現れます。いっそのことカーテンを引く手間を考えるとオープン形式で良いのではと思ってしまいます。
靴べら、洋服ブラシ、シューシャインなど一通りそろっています。
しかし気になったのがプラスチック製のハンガーです。クローゼット内の奥行きの少なさを考慮したのかもしれませんが、見た目が大変チープです。
スリッパは使い捨てではなくリサイクル方式ですが中敷きなどはありません。
足の裏がペタペタとひっつく不快なタイプでした。
シングル
京王プラザホテルといえばシティホテルに分類されるのかも知れませんが、この部屋に関して言えばビジネスホテル並でした。
ベッド
セミダブルサイズかな?
サイドテーブルは昔っぽいデザインです。照明スイッチや目覚まし時計が集約されたタイプですがコンセントはありません。
机まわり
ベッドの足元側に机などがあります。
コンパクトにまとめている印象です。
机の右手にはバゲージラックがあります。
ナイトウェアはなんと浴衣でした。個人的に浴衣は苦手なので困ります。
やはりホテルである以上はパジャマまたはガウンが良いな。
机の上には象印製の電気ポット。
使用に際しての注意書きがありました。
ティーバッグは煎茶のみです。コーヒーや紅茶はありません。
左手にはパナソニック製のテレビ。
テレビの下には中身が空っぽの冷蔵庫。シティホテルといえどミニバーはありません。
窓辺には椅子とコーヒーテーブル。
眺望
多摩センターのシティビューです。
日中の風景です。緑が濃く空が広くて青く、とても目に優しい風景です。
水回り
ビジネスホテル並に狭いユニットバスでした。
バスタブ
これまたビジネスホテル並の狭さなので足は伸ばせません。
カラン
洗面台
2ハンドルなので温度調節が面倒です。でも水栓機器は綺麗に磨かれていました。
ソープ類はボトル詰め替え式です。
アメニティは京王プラザホテル共通のパッケージ。
ドライヤーはパナソニック製。
タオルはホテルのロゴ入り。
お手洗い
ウォシュレットの操作部は便座についている古いタイプです。
ただし水量調節がダイヤル式ではなくボタン式なのが、新しさを感じさせます。
閉館後はホテルがどのようになるのか?気になります。