「スタンダードキング ウィズ バルコニー」
モントリオールのチャイナタウンの一角にあります。
モントリオールのあるケベック州はフランス語圏でもあるので、カルティエ・シノワと言った方が地元では通じやすいのかもしれません。
建物はやや年季のが入った感じの普通のビルディングに見えますが、実は建物から少し離れてみると、中華街にあるだけに建物の上層部に中華風の屋根を設えるなどしていて、特徴のある建物になっています。
建物外観
今でこそホテルの看板は現在の黄緑色のホリデイ・インのロゴに置き換わりましたが、私が宿泊した時は未だに昔のロゴを使ったままでした。
建物の外観からわかるように上層階の客室にはテラスが付いています。
パブリックスペース
館内のロビーには人工的な池が配置されています。池には鯉も泳いでいます。
西洋の中の東洋といった雰囲気ですが、東洋人からするとなんともチグハグな、そして作り物感満載のインテリアで安っぽく見えてしまいます。
こればかりは、日本国内にある西洋を意識して真似たインテリアについても同じことが言えるのでしょう。特に中世ヨーロッパをイメージしたとか言っているホテルです。
欧州の方がそんなホテルに泊まったときの反応に近いものがあるのかもしれません。
ホリデイ・インではありますが、宿泊特化型ではなくシティホテル的な立ち位置にあるようで、館内には14,000平方フィートを超えるスペースを備えた会議室などがあります。
ホテルの朝食は池の畔にある、中華料理とコンチネンタル料理を提供するレストランでいただきます。
海外のホテルではありますが、どことなく昭和の雰囲気を感じさせるインテリアです。
中華街にあるホテルですから、中華粥があったのはうれしい限りです。
シリアルばかりの朝ごはんは辟易します。
フロア図
避難経路図です。コの字型のレイアウトです。
避難階段は廊下の突き当りと、エレベーターホールの裏手の計3箇所。
外側の客室は通りに面していますが、内側は中庭ビューの部屋となります。
客室数は全部で235室あります。
フロア図を見る限り、右上に位置する部屋はエレベーターから結構距離があるので不便そうです。
スタンダードキング ウィズ バルコニー
本日の部屋は9階の部屋です。
バルコニー付きの部屋にアップグレードしてくれたようです。
しかし、バルコニーには一度も出ませんでした。
理由はあまり清掃されていないようで、鳥の糞がたくさん残ったままだったからです。
机まわり
ワーキングデスクは大小の机を必要に応じて出し入れすることで机上の面積を増減出来るアイデアあふれるものでした。
机の下に足を入れるスペースが狭くなりますが、座面を低くすることで対応は可能です。
テレビなどがローボード上に置かれているので、机を広々と使えることにつながっています。
部屋面積が広いからこそなせるインテリアです。
眺望
シティビューです。
右手の低層の建物が、コンベンションセンターで、地下鉄のアルム広場駅があります。
チャイナタウンに隣接し、モントリオール旧市街から1ブロックの場所にあるので、仕事も観光にも便利なホテルです。
ビルの隙間にノートルダム聖堂が見えます。
水回り
広々としています。
鏡が張り巡らされていることもあって、余計に広く見えるのかもしれません。
洗面台はシングルレバー混合栓が使われるなど、現代に見合ったリニューアルがなされています。
バスタブはユニットバス的な構造です。