「シングルルーム」
東京都品川区の大井町駅から徒歩1分の距離にあるビジネスホテルです。
いわゆる駅前ホテルと言っても良い立地です。
建物は2棟あってショッピングモールの「阪急大井町ガーデン」を挟んで、高層のシングル館と中層のツイン館に分かれています。
2つのホテル棟を合わせると、客室数は全部で1388室という巨大ビジネスホテルです。
ホテル外観
概要
今でこそ客室数が1000室を超えるホテルは、巨大な「アパホテル」があちこちに開業したことで、それほど珍しくありませんが、こちらのホテルが開業した時は、ちょっとびっくりしたものです。
ホテルの開業は第1期のシングル館が開業したのが2011年3月14日、第2期となるツイン館が2014年3月4日に開業しています。
ホテルの運営は「阪急阪神第一ホテルグループ」の株式会社大井開発です。
元々この地には1971年6月1日に開業した「ホテル阪急」がありました。
その建物は1990年6月1日に「アワーズイン阪急」に改称されます。
営業を継続しながらホテルの隣接地に現在のシングル館を建設し、第1期が開業する直前の2011年3月1日に前身の「アワーズイン阪急」が閉館し、新たに地上30階建てとなった現・アワーズイン阪急が開業したとのことです…ややこしい。
フロア図
シングル館の避難経路図です。
6基のエレベーターが大勢の宿泊客を捌いています。
避難階段は廊下の端に2箇所あります。
これだけの客室数を誇る超高層ホテルだけに、緊急時を考えると恐ろしい…。
鍵は昔ながらのキーホルダー式でした。
カードキーを採用しないのはどういう理由があるのでしょうか?
(画像を一部加工しています)
シングルルーム
シンプルなインテリアのシングルルームです。客室面積は12,5㎡と狭いです。
「眠り」と「目覚め」をコンセプトに、4つのカラーバリエーションの客室が用意されているそうです。
ベッド
マットレスは安定のシモンズ製です。
サイドテーブル
これをサイドテーブルと言っていいのか迷うところですが、ヘッドボードに小さな棚のように付随している程度です。
100均にありそうな目覚まし時計が置かれています。
枕元のコンセントはACコンセントのみです。
ナイトウェアは健康センターにあるようなデザインのものでした。
この手のナイトウェアを着て、鏡に映る自身の情けない姿を見て常々思うのですが、健康ランド的なガウンを着こなせる人って一体どんな人なのだろう?
机まわり
窓側の壁いっぱいに伸びています。
奥行きはそれほどありませんが左右に広いので作業はしやすいです。
椅子は背もたれが低くて座り心地はそれほど良くありません。
また足元も狭いので窮屈感は否めません。
コンセントは机上の使いやすい位置にあります。ここにもUSBコンセントは無し。
この建物が開業した2011年頃は、まだそれほどUSBコンセントは一般的なものでは無かったのかしら?もう覚えていません。
ティッシュペーパーは使いづらい半分サイズです。
大量の鼻水をかむと、収まりきりません。
ホテル内の案内書です。
ふーん、このホテルも大浴場があるのですね。でも有料なのか。
テレビ
テレビは客室の面積に見合った26インチの大きさなので見やすかったです。
アパのように部屋は狭いくせに、テレビだけはデカイことをウリにしているのはどうかと思います。逆に画面が近すぎて目が疲れます。
テレビとエアコンのリモコン。
冷蔵庫
冷蔵庫の中身は空っぽです。
そこそこ容量もあるので持ち込み品も十分に冷やせるでしょう。
冷蔵庫は電源スイッチ付きなので、作動音に敏感な人にはありがたい。
クローゼット
オープンタイプと言うか壁掛けタイプです。
ハンガーも安っぽいプラ製。
スリッパは使いまわしタイプですが、中敷きがあるので裸足で履いても安心。
眺望
ロールカーテンが2枚あって、1枚は遮光タイプになっています。
高層階であれば違った眺めが楽しめるのかもしれませんが、今回泊まった部屋は7階だったので、ショッピングモールと向かいのツイン館が見えるだけで、まったく面白くない眺めでした。
水回り
シャワーブース
シングル館は全室シャワーブースのみです。一方でツイン館はユニットバスです。
シャンプー類はサラヤ製。
タオルはバスタオルとフェイスタオルの2種類。
ドライヤーはパナソニック製。
洗面とトイレは同じ空間にあります。
洗面台
シンクが小さいので、勢いよく顔を洗うとまわりに水が飛び散ります。
お手洗い
タンクレスでウォシュレットの操作部もリモコンタイプ。
こういう点はビジネスホテルとは言え、新しいホテルならではの快適さを感じられます。
ウォシュレットの機能は最低限のシンプルなもの。