「ツインルーム」
品川駅前にある巨大な「品川プリンスホテル」。イーストタワーやアネックスタワーなど様々なホテル棟が立ち並ぶ様は、どこか苗場プリンスホテルを彷彿とさせます。
ホテルは1978年に、現在のイーストタワーとなる本館が開業。その後は次々と新たなホテル棟を建設していきました。
今回泊まったのは品川プリンスホテルに数ある建物の中で、もっとも大きい「メインタワー」です。開業は1994年12月。開業当時は新館と呼ばれていました。
…とまあ大層立派なホテルではありますが、結論からいうと「メインタワー」に関しては大きなビジネスホテルに過ぎませんでした。そして清掃状態も芳しくありませんでした。巨大すぎて目が行き届いていないのでしょうか?雑というかなんというか…。
客室設備も時代遅れで使い勝手が悪く、この程度なら同じような宿泊費で開業間もないキレイなビジネスホテルに泊まったほうが数倍快適だと思いました。
チェックインに関しては巨大ホテルだけにフロントスタッフも大勢いて、待つこと無く済んだのはホッとしました。部屋数を増やすだけ増やす一方で、フロントが貧弱で自動チェックイン機すらロクに動かないAPAホテルとは違いました。
エレベーター
かご内 低層階用と高層階用に分かれています。本日の部屋は16階でした。


客室階のエレベーターホール 廊下


エレベーターホールにあるアイスベンダー VODカード販売機 飲料自販機



客室の入口扉 外側と内側


フロア図(避難経路図)
廊下はロの字型をした回遊式です。それにしてもデカイホテルだ。
入り口を入ってすぐのところに食器棚がある珍しい構造です。
アイスペールにティーセット


冷蔵庫は空っぽです
入り口から部屋を見た様子です 薄暗い部屋ですね。
クローゼット
クローゼット内に照明が差し込まないために薄暗く大変みづらいです。


ハンガー 使い捨てスリッパ


アイロン シューケア バゲージラックは折りたたみパイプ式


ツインルーム
面積は21㎡
ベッド
サイズは105㎝×195㎝×52㎝ 平均的なシングルサイズより5cmほど幅が狭いです。
枕は2個ずつ。
ホテルのナイトウェアはパジャマとばかり思っていたので浴衣は意外でした。


サイドボードにはACコンセントすらありませんでした。開業から四半世紀を経ていますが客室設備の更新はされていないようです。
サイドボードの下部にセーフティボックスがあります。
机まわり
小さなテーブルです。引き出しの配置といい、なんだか子供用の学習机のようです。
コンセントは机前の便利な位置にありますが1口のみです。
ティーセット類は入口近くにあって、電気ポットは机の上にあるというチグハグさ。
椅子
引き出しの中には充電ケーブル
ランドリーバッグ
カードキー
テレビは机とは反対側にあります
テレビ


テレビリモコンは机の上に置いてあります。備品の位置関係がいい加減というかなんというか…。必要なものを後からとりあえず突っ込んでおきました感がある。
空気清浄機 エアコン操作は昔懐かしいダイヤル式です


眺望
16階からの眺めです。真正面には品川駅港南口のビル街、左に目をやれば田町方面が見えます。低層階になると向かいに建つイーストタワーが視界を遮ることになると思います。


眼下にはプールとイーストタワー


夜景は都会らしい眺めです。ちなみに窓ガラスが手垢だらけだったのでビックリしました。ここまで清掃が行き届かないのかなあと思いました。



水回り
タイル張りで安っぽさは回避しているものの、時代遅れ感はあります。
バスタブはビジネスホテルのユニットバス並みに狭いです。
カランが2ハンドル式なので不便です。
シャワーヘッドは大ぶり フェイスタオル


バスタオル シャンプー類はボトル式


洗面台
プリンスホテルの洗面所ではよくみる棚
ドライヤー アメニティ


お手洗い
外観は立派な高層ホテルですが、客室はおそらく開業から何もリニューアルされていないのではないかと思えるほど、時代遅れ感の否めない残念なものでした。
プリンスホテルと銘打っているものの、こと品川プリンスホテルメインタワーに関しては安いビジネスホテルとなんら変わりないものでした。