「シティダブル」
ホテルの開業は2010年4月6日。
運営はロッテのグループ会社である株式会社ロッテシティホテル(本社:新宿区西新宿)。
韓国にあるロッテシティホテルは別会社です。
元々この地にはレジャー施設のロッテ会館が建っていましたが老朽化で閉鎖。
その跡地にロッテが手掛ける日本初のホテル事業として、宿泊特化型の形態で開業しました。
ホテル外観
スマートな印象の外観です。1階から7階は商業施設です。
ホテルの規模の割にはフロントが想像以上に小さかったのが意外でした。
シティダブル
客室の面積は17.8㎡。
ベッドのサイズは160cm×195cm。マットレスは安心のシモンズ製。
客室数は全213室。シングルルーム3タイプ・ダブルルーム1タイプ・ツインルーム5タイプ(ユニバーサル含む)と、宿泊客のスタイルに合わせて選べる多彩な客室が用意されています。
同じ面積と設備で「ワイドシングル」という部屋があります。
その部屋との違いは、14階以上確約&バスローブがあることぐらいです。
高層階の必要が無かったり、バスローブが不要の場合は割安な「ワイドシングル」を利用するのが良いでしょう。
「ロッテシティホテル錦糸町」ですが、ビジネスホテルより洗練されているけれどもシティホテルほど立派では無く、その中間に位置するホテルとでも言いましょうか。
韓国のロッテシティホテルといえば、まさにシティの名にふさわしいシティホテル的な格式があります。
韓国のロッテシティホテルの宿泊記
しかし、ここ錦糸町に限って言えばその雰囲気はありませんでした。
ただし、それが良くないことかと言えばそんなことはなく、むしろ気取らない普段着感覚のホテルといった感じで、多くの人に受け入れられやすいホテルではないかと思いました。
机まわり
いわゆるワーキングデスクはありません。
ロングソファと可動式の机の組み合わせです。
この手の机は今でこそ増えましたが、ホテルが開業した2010年に既に取り入れていたとすると、なかなか先見の明があるホテルだと思いました。
ホテルのコンセプトは“Tokyo Sweet Stay”。
「お口の恋人ロッテ」として愛され続け、「楽しさ」、「おいしさ」、「やすらぎ」を提供するロッテならではの、甘く心地よい気分に満ち溢れる空間と、安らかなひと時を楽しく過ごすことができるサービスを提供しているそうです。
その一環か、ロッテの人気商品「コアラのマーチ」をモチーフにしたクッションが。
これは子供にウケそうです。
バーカウンター
室内がスッキリとした印象なのは、ビジネスホテルなのにバーカウンター用のローボードが設置されているからでしょう。
棚の中には冷蔵庫や電気ポットなどが収納されており、室内の見た目がスッキリとしています。
しかしデスクライトをここに置かなければいけなかった点に、苦心の跡が見えます。
壁掛けのテレビは32インチ。
眺望
南向きの客室だったので、眼下に錦糸町駅を望めます。
ひっきりなしに列車が行き交うトレインビューです。
夜景はご覧の通り。怪しげな錦糸町のネオンが輝きます。
ちなみに北側の眺望がこちら。
東京スカイツリーが意外と近くに見えます。
水回り
ビジネスホテルらしいユニットバスです。
シャンプー類はペリカン石鹸製のプロパンシアのボトルの詰め替えタイプです。
アメニティはいたって普通のものでした。
ロッテらしくお菓子味の歯磨き粉などがあったら面白かったのですが。
地下鉄の5番出口に直結しているなど、アクセス面でも便利なホテルです。