「シングル」
京都市中京区井筒屋町にあった「コープイン京都」に宿泊しました。
あったというのは既に閉業しているからです。
ホテルの開業は1989年。客室はシングルを中心とした96室。他にもレストラン、会議室などを備えていました。
運営は大学生協事業センター。学会や研究会、研修会など、全国の大学の学生・院生・教職員などが広くできる宿泊研修施設として営業していました。
生協会員でないと利用できないことから、秋のハイシーズンでも比較的空き室があって、急な利用でも宿泊できることから重宝していたホテルです。
しかし残念ながら2021年7月4日をもって、急激な経営環境の変化により閉館となりました。
パブリックスペース
小ぢんまりとしたロビーです。
朝食会場にもなるレストランが併設されています。
フロント
天井高の低いフロントまわり。
ロビーには地下から汲み上げた水、つまり井戸水が設置されていました。
京都らしい設えです。
これまた京都らしいインバウンド向けのクーポンカード。見た目に彩りがあって楽しいです。
2階へと続く階段。
階段を上がった先には彫刻が設置されていました。
フロア図
避難経路図です。通りに面した部屋は幾分部屋面積が広いようです。それ以外はどこも同じ面積の客室のようです。
扉まわり
清掃札はドアノブ吊り下げ方式です。
カードキーをスロットインすれば主電源オン。
クローゼット
扉のないオープンタイプです。
シューシャインペーパー、靴べら、洋服ブラシなど、ビジネスホテルに必要な物は一通り揃っています。
スリッパは使いまわしタイプのビニール製で、裸足で履くと足裏がペタペタして不快になるタイプでした。
シングル
ビジネスホテル並の狭さです。
別角度からみたシングルの様子です。
ペンダントライトが自宅感を醸し出しています。
ベッド
ベッドカバーの柄が派手です。
ヘッドボードには各種照明スイッチの他に、ACコンセントが2口備わっていました。
ナイトウェアはワッフル地の肌触りの良いものでした。
机まわり
コンパクトな机にコンパクトな備品が一通り設置されている感じです。
椅子はクッション性が高いもので、座り心地は悪くはなかったです。
テレビ画面は小型です。
電気ポットは加湿器併用タイプです。この手の製品は最近見かけなくなりました。
ティーバッグは粉末状のスティックタイプです。
冷蔵庫の中は空っぽです。
眺望
シティビューですが京都らしさは皆無です。
水回り
典型的なユニットバスです。
バスタブ
湯船に浸かる気にはならない、とても小さなバスタブです。
カランはシングルレバーの混合栓です。
そして水垢などが付着しておらず綺麗に磨かれている点は好感が持てます。
洗面台
こちらは2ハンドル式だったので温度調節が面倒です。
バスアメニティはボトル詰め替え式
ハンドソープ。アメニティは歯ブラシのみという潔さが気持ち良い。
お手洗い
ウォシュレット操作部は便座設置式。