寝る子のヌシのお泊り帳

旅好きヌシの宿泊(IHG系多し)乗り物&猫暮らし

【宿泊記】琵琶湖ホテル Biwako Hotel

「スーペリアダブル」

注)この宿泊記は2017年6月以降に始まったスーペリアフロア6階のリニューアル工事前のものです。現在6階のスーペリアフロアは「ナチュラ」というコンセプトでリニューアルが完了しています。よって現状とは部屋の様子が大きく変わっています。

滋賀県大津市の琵琶湖畔にある大きなホテルです。外観(特に色)が実に特徴的で、一度見たら忘れないって感じ。なんとなく色が悪者のアジト感がある。子供の頃にこのホテルを見ていたらチョット怖がっていたかも知れません。

というのも全室レイクビューのため、街側からは建物の窓が廊下にある小さな窓のみのために特異な雰囲気を醸し出しているのでしょう。湖側から見れば、怖く不気味な印象はありません。

一見するとバブリーなホテルという印象ですが、実は琵琶湖ホテルの歴史は古く、1934(昭和10)年10月にリゾートホテルとして大津に開業しました。戦後は進駐軍に接収された時期もありましたが、滋賀県の迎賓館としての役割を果たしていました。

1998年10月1日にホテルは現在地の浜大津に移転開業。それまでの琵琶湖ホテルは大津市に寄贈されました。

下の写真はホテルの外観、夜と昼の表情です。

ライティングがまた闇夜に浮かび上がる感を演出しています。

なんとも独特な雰囲気の建物だと思っていましたが、デザイン監修がシーザー・ぺリ&アソシエーツとのことで納得。ホテルのホームページに記載されたデザインコンセプトには以下の記述がありました。

恵まれた自然環境との調和とリラクゼーションをテーマに琵琶湖のさざなみと比良の山並みを投影した緩やかな優しい曲線、湖の青と山の緑をベースにした13種類の色彩、素材の質感や光の演出による“くつろぎ”の空間で構成された設計。

建物を大きく3節化させ、自然から取り込まれた形態と色彩の相乗効果により、周囲の景観に溶け込ませるとともに訪れるゲストの記憶に永く残る洗練されたデザイン効果が図られている。

多様なゲストのニーズに応え、「繰り返し訪れたくなる快適なホテル」を目指す。

…なるほど、確かに記憶に永く残るデザインという点では成功しています。

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入口は大きく分けて、1階駐車場と2階車寄せの2箇所。メインの入口は写真左下の2階になるかと思います。

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1階から入るとフロントのある2階へエレベーターで上がります。

2階ロビーの様子です。実に広いです。各所で会議や宴会などの人々で賑わっていました。大津の社交場って感じです。

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客室階の廊下です。館内の壁面も外観と同じ様な色をしています。

廊下の丸窓が館内から見る分には可愛らしい。

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客室階の自販機、アイスベンダー。 エレベーターホールにはソファが2脚。

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客室廊下からロビー階を見下ろせます。凝ったつくりです。

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フロア図(避難経路図)

大きく複雑なホテルですが、客室階に至っては実にシンプルなレイアウト。

弛く弧を描いた廊下は街側に位置し、客室は全室レイクビューになっています。

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本日の部屋は6階です。

このホテルは階層ごとにクラス分けされており、5階と6階がスーペリアフロア、7〜10階がデラックスフロア、11階がラグジュアリーフロア、最上階の12階がプレミアラグジュアリーフロアとなっています。

各部屋の扉横にはウォールライトがあるので、鍵などを差し込む際の手元を照らしてくれます。

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扉まわり 

入口脇にはバゲージラックの置かれたスペースがあります。

入口から部屋を見れば、広々とした窓の外にあるテラスが目に入ります。

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折りたたみ式バゲージラックと姿見 

クローゼットの扉を開けた様子

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テラスに持っていけるデッキチェアが2脚。 シューシャインは布製です。

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ハンガー スリッパはリサイクル式なので履き心地が良いです。

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セーフティボックスと消臭スプレーがクローゼットの下部にあります。

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スーペリアダブル

部屋面積は30㎡。窓が大きいのでそれ以上に広く感じます。

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ベッド

160cm×203cmのダブルベッド

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枕は1種類 ナイトウェアはカラフルな浴衣タイプ

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サイドテーブルはベッドの両サイドにあります。コンセントはありません。

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机まわり

テレビボードと高さを揃えているので、見た目は広く感じます。また机上にパンフレット類が無いので、すぐにパソコンを広げて作業が出来るのは好印象。

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椅子はビジネスホテルとは違って普通の椅子 テレビ

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電気ポットはIH式で机に組み込まれています。 

引き出し内にホテル案内やランドリーバッグ。

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冷蔵庫内は空っぽ。

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バーカウンター ミネラルウォーターは京阪のロゴ入り

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ティーバッグは煎茶

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空気清浄機 エアコン操作部は文字の存在感が強い。

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窓辺のソファとコーヒーテーブル。

ソファが定員分用意されている点にビジネスホテルとの違いを感じます。

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テラス

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眺望

琵琶湖ビューです。6階からの眺めですが、レイクビューに関しては最上階とさほど違いは無いのでは?

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毎晩決まった時間に噴水ショーがあります。

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朝の眺めです。

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湖越しのシティビュー。右写真は廊下の窓から見た風景です。

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水回り

ごく一般的な広さだと思います。

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バスタブは足が伸ばせる程度の大きさは確保されていました。

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タオル

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カランは2ハンドル式で温度調整が面倒なタイプ。

シャンプーは壁付ディスペンサー。この点はビジネスホテルの様です。

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洗面台もまた面倒な2ハンドルでした。

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アメニティ

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パナソニック製ドライヤー グラス

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お手洗い タンク式というのが、やや時代を感じさせます。建物の外観は真新しい感じがしますが、部屋の水回りに関しては経年を隠せません。

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