新規開業または開業予定のIHG系ホテルをチェックしておきます。
ヴィネットコレクション シンドーン ミッドタウン
出典:Sindhorn Midtown
Vignette Collection
IHGのブランドファミリーの17番目として誕生した、新しいラグジュアリーコレクションブランドの「ヴィネットコレクション Vignette Collection」。
現時点(2022年1月)ではオーストラリアのブリスベンに1店舗あるのみですが、2022年はロンドンに本社を置く「JJWホテルズ&リゾーツリミテッド」が運営するホテルの幾つか(オーストリア・ウィーンやポルトガル)のホテルがリブランドされる予定で、今後着実に店舗数を増やしていきそうです。
そんな「ヴィネットコレクション」でアジア初のホテルがタイのバンコクに2022年3月にオープンします。
新たなホテルは「ヴィネットコレクション シンドーン ミッドタウン 」です。
出典:IHG HOTELS & RESORTS NEWS RELEASE / 5 JAN 2022
このホテルは「シンドーン ミッドタウン」として2020年3月に開業し、現在営業中のホテルです。
開業から2年足らずの出来たてホヤホヤの新しいホテルですから改装することなく、名前だけを変えたリブランドオープンになると思われます。
ホテルが位置するのはBTSのチットロム駅から南に300m程度の高級住宅地のランスアン地区にあります。仕事にも観光にも適した立地だと思います。
概要
今回のリブランドオープンはIHGとサイアムシンドーンカンパニーリミテッドとのパートナーシップによるものです。
両社の関係は2020年に開業した「キンプトン マーライバンコク」に続くもので、今回が2例目です。
どちらのホテルもIHGのラグジュアリーライフスタイルブランドで、両ホテルは、ラングスアンロードとソイトンソンのエリアにまたがるシンドーンビレッジ再開発のエリア内にあります。
ホテルの設計はサンフランシスコに拠点を置くEightInc社。客室数は全393室。
IHG開発担当の、セレナ・リム氏は以下のように述べています。
私たちはサイアムシンドーン社と強力な関係を築き、パンデミックの真っ只中で話題となった「キンプトン マーライバンコク」で緊密な協力関係を構築しました。
「シンドーン ミッドタウン」は、スタイリッシュで快適な客室とスイートを備えたモダンでタイ風にアレンジされた、ユニークな滞在体験を提供する美しいホテルです。
旅行が再開されると、ホテルはレジャーとビジネスの両方の旅行者に素晴らしい体験を提供します。
マネージングディレクターのKhunChalaluck Bunnag氏は、次のように述べています。
ホテルでの体験は、ユニークですべてのゲストの思い出に残る滞在、そして地域コミュニティや地域とのサポートを提供する「ヴィネットコレクションの理念と共鳴しています。
「シンドーンミッドタウン」は、充実した滞在を求めるお客様を驚かせ、喜ばせると確信しています。
高級住宅地のランスアンに建つホテルだけにデザインにも力を入れています。
出典:Sindhorn Midtown
客室
すべての客室とスイートルームには、テキスタイルデザイナーのカチャマ・ペレスなど、地元の芸術家による特製アートワークがあり、フリッツ・ハンセン社のシンボルでもあるドロップチェアなどのモダンな家具も置かれています。
出典:IHG HOTELS & RESORTS NEWS RELEASE / 5 JAN 2022
出典:Sindhorn Midtown
パブリックスペース
バンコクのスカイラインを望むことの出来る18階にあるプール。
出典:Sindhorn Midtown
ホテル内には3つのレストランとバーがあり、そのうちの1つはミシュランの5つ星レストランであるSaneh Jaanとコラボレーションしたレストランです。
出典:Sindhorn Midtown
フィットネスセンター、170平方メートル以上のミーティングスペースなどホテルに必要な設備は一通り揃っているようです。
出典:Sindhorn Midtown
さて気になるお値段ですが、3月開業と言いながらすでにIHGの検索サイトに出ています。1月のとある平日で検索したところ日本円で以下のような値段となりました。
値段を見る限り、ホリデイ・イン以上、インディゴ未満といったところでしょうか。
施設が新しい点と立地の良さを考えると、一度は泊まってみたいと思わせるホテルです。