立地
ベトナムのビンフック省の省都ビンイェンに開業予定のクラウンプラザホテルです。
細かな住所は未だ発表されていないようです。
ハノイの北北東に位置する街で、ノイバイ国際空港から車で30分程度なので、空港からハノイ市街地に向かう程度の距離感かと思います。
観光地と言うよりビンフック省はベトナム最大の工業省のひとつでもあるので、ビジネス客を見込んだホテルなのかなと思いました。
近くにある工業団地は数多くの多国籍企業(MNC)を擁し、質の高い外国からの直接投資(FDI)が続いています。
概略
プレスリリースで発表された建物外観を見る限りはビジネスホテルといった趣きです。低層部もそれほど大きくないので、巨大な会議場などは無いのかなと思ったら、850㎡のボールルームが館内に設けられるようです。
ビンイェンでは2022年5月中旬に延期されている東南アジア競技大会が開かれるので、そのメイン宿泊施設としても利用されるようなので、遅くとも2022年の5月中には開業するのではないでしょうか。
ビジネスの街ではありますが、タムダオ国立公園、トゥルクラムアンタムゼン修道院といった観光地もあるので、観光客も多少は利用するのかもしれません。
このようにビジネスとレジャー客を受け入れる「クラウンプラザ ビンイェン シティセンター」は、ビンイェンの豊かな文化と歴史に触発された現代的なデザインを伴う空間を特徴に、仕事と遊びを融合させる革新的なスペースを提供するそうです。
ホテル内にはエグゼクティブラウンジ、ビジネスコーナーなども設置される予定です。
客室
ワーク&ライフのコンセプトで設計された客室数は全部で170室。
そのうちの4分の1は、長期滞在のサービスアパートメント機能を兼ね備えており、簡易キッチンを備えた大きなスイートルームになっています。
館内のレストランは2つ、クラブラウンジ、屋外プール、ジム、スパも設けられます。
出典:IHG HOTELS & RESORTS NEWS RELEASES 13DEC2021
IHGがベトナムに展開してからすでに10年以上経過しており、現在ではシックスセンシズ、インターコンチネンタル、クラウンプラザ、ホリデイ・インの4ブランドで計14ホテルがあり、さらに15のホテルが計画途上にあります。
日本から訪れやすく、食事も美味しいベトナムだけに、魅力的なIHG系ホテルの選択肢が増えるのは楽しみであります。