「プレミアム キング」
日本有数の温泉地である大分県の別府に、今までにないラグジュアリーリゾートとして2019年8月1日にオープンしました。
概要
ホテルの説明によると開放的な客室は全89室。
息を呑む絶景が広がるインフィニティプール、スパ、露天風呂や温泉施設、3つの会議室・宴会場、クラブインターコンチネンタルを備え、モダンかつ日本ならではの美しいデザインを取り入れたレストランとバーでは、季節の食材とシェフの独創的なアイディアが詰まった洗練された料理が、特別なひとときを演出するとのこと。
ホテルの運営はGHS株式会社。大阪と千歳のクラウンプラザ、箱根のインディゴも運営しています。
ホテルが建っている場所は元々は大分に本社を置いた「オーリッド」というデータ入力サービス事業を行っていた企業の研究所がありました。
Googleのストリートビューを見るとその当時の研究所の建物が写っています。
ちなみに現在は、このホテル前のグネグネとした道は車両通行止めになっています。徒歩での立ち入りは可能です。
パブリックエリア
別府湾を望むロビーには大きな窓が広がり、さながら展望台のようでした。
チェックインはリゾートホテルらしくウェルカムドリンクをいただきながらのものでした。このお茶がTWGの別府ブレンドなるなる特注品とのことですが、残念ながら市販はされていませんでした。
ホテルのスタッフは総じて若い方が多く、皆さん笑顔が眩しい。
そしてこのホテルに入って一番目を引いたのが館内各所にある調度品です。どれもアート作品のような手の込んだ品々が多く、まるで美術館にいるかのような非日常感を演出しています。


特に関心したのがテーブルです。まるで木の枝を並べてから、スパッ!と切り落としたかのような初めて見る家具でした。一方で隙間に入ったゴミはどうやって取り除くのか?と疑問に思いました。
このテーブルの近くでは指輪やイヤリングの取り扱いは要注意です。
エレベーターかご内
チェックインを済ませて客室へ。
全89室しかないのでエレベーター待ちは滞在中一度もありませんでした。
ドアまわり
客室の入口を室内側から見た様子です。清掃札など無粋なものは見当たりません。
プレミアムキング
部屋の様子です。68㎡のコンテンポラリーデザインの客室。
ベッド
シモンズ製ベッドのサイズは幅194cm×長さ203cm。
サイドテーブル
ベッドの両サイドに設置されています。天板の面積も広く、読書を終えた本なども置いておけます。
照明などのスイッチ類です。他にもカーテンの開閉スイッチやUSBコンセントなどが備わっています
机まわり
いわゆるワーキングデスクはありません。
机に向かう場合はソファと丸テーブルでのパソコン作業になるのがしんどいです。
…でも、ここまで来てパソコンなんかと向き合っていてはいけませんね。そういうのを忘れるためのホテルなんですね。
ベッドの足元にはラウンジチェアとコーヒーテーブル。
テレビ
コンセントはUSBの他に、ユニバーサルタイプも備わっています。
バーカウンター
大きな家具の扉を開けるとご覧の通り。
コーヒーはネスプレッソです。
カップが洒落ています。
カプセルは滞在中は補充されます。
インターコンチネンタルではお馴染みのTWGのティーバッグです。
冷蔵庫はミニバーの飲み物に専有されており隙間がありません。
ダイキン製エアコンは壁面操作式。
クローゼット
続いてはクローゼットの様子です。ビジネスホテルでは決してお目にかかれぬバスローブを見ると、ついうれしくなります。
ナイトウェアは温泉宿らしく浴衣が備わっていました。個人的にはパジャマ派なので残念なところ。おそらくフロントに言えば持ってきてくれるのでしょうが。
もちろん草履もあります。そして厚みのある使い捨てスリッパ。
館内の温泉に行く際の籠も用意されていました。
ホテルスタッフのイチオシアイテムがこちらのドライヤーです。
普段はドライヤーなど使わず自然に乾燥するのに任せていますが、せっかくなので試しに使ってみると「なるほど納得!」な品でした。
帰宅後に新宿伊勢丹で売っていたので購入しました。
ハンガーも手の込んだ品です。
セーフティボックス
アイロン
水回り
広々としています。
洗面台
ダブルシンクです。せっかくなので両方使いました。
石鹸やシャンプーはインターコンチネンタルではお馴染みのアグラリアです。


アメニティはご丁寧に箱入りです。
お手洗い
独立しているので落ち着きます。タンクレスタイプなのでスタイリッシュです。
シャワーブース
シャワーブースにはレインシャワーと大きなシャワーヘッドが備わっています。


バスタブ
温泉も良いけど、こちらのバスタブもまた気持ちよさそうです。
バスソルトが3種類用意されていました。
お湯を張るとこんな感じです。洒落ているなあ。
テラス
部屋のテラスも広々としています。ソファもあるので天気の良い日はここでのんびりと過ごせます。
眺望
別府の街と海と山を見渡せる実に素晴らしい眺望です。
視線を右手に移せば野焼きが行われる扇山と大分自動車道の明礬大橋。
部屋の窓が大きいのでテラスに出なくても眺望が効きます。
日が暮れて露天風呂に行ってみました。
風呂嫌いなので温泉宿に泊まっても大浴場に行かず部屋のユニットバスで済ませることが多いのですが、せっかくの新しいホテルなので試しに行ってみることに。
館内廊下の照明がいい感じです。


ライブラリー
ライブラリーも落ち着けそうですが、誰一人利用していませんでした。面白そうな本が多かったのでゆっくりするのも良さそうです。


ホテルのインフィニティプール。夏場は賑わうのでしょうね。
温水プールですが夜間の利用は禁止です。
風呂から上がって、別府の夜景を眺めながら部屋のテラスで身体を冷まします。
お値段はそこそこしますが、いいホテルでした。
実に素敵なホテルだったので再訪しました