離れ館「季の倶楽部」
温泉露天風呂付メゾネットスイート「洒落」
ホテルの開業は1998年、運営は株式会社いなとり荘(本社:静岡県東伊豆町稲取)、このホテル以外に東伊豆の稲取温泉にある「いなとり荘」も運営しています。
今回泊まった離れ館「季の倶楽部」は開業10周年を記念して、2階建ての客室6室と専用ダイニングを有する増築として2007年にオープンした施設です。
しかしこのホテル、読み方がわからず「きいちゆう」だとばかり思っていたら、なんと「ときいちゆう」と読むのだそうです。
確かに”季”は意味合いとして”とき”ではあるけども…。
この名前を聞いて、以前に北海道の西興部村で利用した「森夢」という温泉ホテルを思い出しました。このホテルも読み方がわからず「しんむ」とばかり思っていたら、森夢と書いて「りむ」と読むのだそうです …いや、読ませるですね。
宿の関係者がホテルの名前に思いを込めようとして、この手のキラキラネームをつけたくなる、前のめり的な気持ちもわからなくはありません。
でも一方で利用者にとって、わかりにくい名前を付けてどうするの?とも感じます。
例えば相手に口頭でホテル名を伝える際に、「ときいちゆう」の読みだけでは漢字が思い浮かばないため、文字情報まで伝えねばならず手間が増えるだけなんです。
…愚痴はこの辺にしておきます。
パブリックエリア
ホテルの建物はロビーが大きな吹き抜けになっているなど、高級温泉旅館といった風情です。
吹き抜け部を上から見た様子です。こうした温泉宿は構造がビジネスホテルのように単純ではないので、館内を散策する楽しみがあります。
いたる所に装飾を施していたり、ちょっとした休憩スペースがあったりします。
廊下の途中にあるソファ。
ここで寛ぐ人っているのかな?でも折角だから座ってみようか…という気にさせます。
さて、今回泊まった部屋は325号室の「洒落」です。
離れの「季の倶楽部」という建物にあります
下の写真は「季の倶楽部」3階廊下で、離れにある各部屋の出入り口は、このフロアにまとめられています。
フロア図
避難経路図です。部屋の入口は3階にあり居住空間は4階にあるメゾネットタイプです。
向かいの偶数番号の部屋は階下にリビングスペースがあるのでしょう。
客室の間取り図です。客室の専有面積は100㎡です。我が家より広い…。
引用:季一遊ホームページ
温泉の露天風呂付メゾネット客室でリゾート感溢れる優雅な滞在時間を満喫。
玄関まわり
広々とした玄関なので大人数で集まっても靴の置き場に困るようなことはありません。
水回り
3階はお風呂や洗面所など水回りのスペースです。
洗面所
幅広の洗面台なので女性には使いやすいのではないでしょうか。
シンクは今どきらしい小ぢんまりとしたタイプ。シングルレバー混合栓で温度調節は容易です。タオルがカラフルですね。
お手洗い
手すりも備わった広いお手洗いです。
シャワールーム
苔玉がディスプレイされた棚の奥にはガラスに囲まれたシャワールームが見えます。
シャワーブースではなくシャワールームと呼ぶのは、ある程度の広さがあるからでしょうか。洗い場ですね。
露天風呂
シャワーブースを出ると露天風呂があります。
2人で入っても十分にゆとりのある広さです。
露天風呂はデッキテラスにあります。
温泉で火照った身体を、ベンチに寝転び冷まします。
4階リビング・寝室
玄関を入った正面には上階へと続く階段が伸びています。
バーカウンター
階段を上がった先にはバーカウンター。
茶器類も豊富で、ちょっとしたシンクも付いています。
4階にも洗面があります。こちらはダブルシンクです。
リビングスペース
和室12畳とリビングセットがあります。
ベッドルーム
4階の山側にはベッドルームがあります。
ベッドに寝転がって見やすい位置にテレビがあります。
クローゼット
旅館らしいつくりのクローゼットです。セーフティボックスが6扉あるということは、この部屋は6人での宿泊も可能ということなのでしょうか?
ベッドルームの先には山側のテラス。
眺望
山側の風景です。それほど素敵な眺めではありません。
宿の駐車場と青野川の河口ビューってところでしょうか。
青野川河口です。時折漁船が行き交うのどかな眺めです。
片やリビングスペースの先にもバルコニーがあり、こちらはシービューとなります。
旬のありか
夕食は各部屋ごとに専用の食事処「旬のありか」でいただきます。
「旬のありか」は未就学児、乳児のお客様の利用は出来ません。
夕食
今宵のメニューです。
酒彩
御椀
造り
造り
変り肴
強肴
御飯 留椀 香物
デザート これが個人的には一番好きかもしれない。
朝食
朝食もまた夕食と同じ場所でいただきます。
伊豆の宿の食事らしいものが並びました。
朝からこれだけ食べれば、お腹いっぱいで、その日は夕食まで何も入りません。