「和室」
注)この宿泊記はコロナ禍以前のものです。
長崎県の五島列島の小値賀島にあります。民宿でもない旅館でもない、ホテルライクな感じの宿のようだと個人的に感じました。
小値賀島にはいくつか宿泊施設がありますが、正直言ってどれも古びた旅館や民宿的なもので、ネット環境も怪しそうですし、風呂やトイレも共用というのが苦手なので、島に訪問するのをしばらく躊躇していました。
そんな折、開業が2015年6月20日と比較的新しく、また評判の良い宿があることを知ったので小値賀島への訪問が実現した次第です。
宿の館内はとても明るくキレイです。宿主の男性は相当に旅慣れた方のように見受けられ、旅人それぞれの雰囲気を察することに長けているようで、接し方や距離感が上手でした。
宿は旅館タイプの個室以外にゲストハウスも10ベッドあります。ゲストハウスのオーナーによくありがちな”ノリ”に対して少々苦手意識があったので、宿泊する前はちょっと不安だったのですが、宿主の距離感は絶妙で居心地が良かったです。「うーむ、この人は接客のプロだ」…と関心しました。
港から宿が見えます。クリーム色の真新しい四角い建物です。もともと古民家があったところを、大規模にリノベーションをして開業したようです。
ちなみに宿に近い港は漁港であって、フェリーなどが発着する港だと、少しばかり遠くなりますが、問題なく徒歩圏内です。
島内の道路から宿への取り付け道路を上がっていきます。宿の車以外に、もう1台程度なら駐車可能って感じでした。
宿の前から海を見下ろせます。島らしいのどかな風景が広がっています。
フロントまわりは島内の観光情報が掲示されています。
世界地図に刺さった虫ピンの位置は、この宿を訪れた旅人の出身国でしょうか。
建物は平屋建てです。 廊下は長いです。
和室は8畳+板の間2畳。
あらかじめ布団が敷いてあるのはありがたい。
それにしても丁寧にキレイに敷かれています。
机まわり
座卓とテレビが部屋の隅にセットされています。
クローゼット
押入れの中がクローゼットになっていて、ハンガーや浴衣などが用意されています。
ドライヤーやタオル、鏡、ティッシュペーパー、そして小値賀島の観光案内。
眺望はシービューというか漁港ビューです。島っぽい風景で実にのどかです。
水回り
ユニットバスですが新しいこともあって綺麗そのものでした。
バスタブ
シャンプーは詰め替えボトル式。
カランは洗面とお風呂の共用です。2ハンドル式なのでシングルレバーの混合栓に慣れている身には、温度調節が少々面倒に感じてしまいます。
お手洗いにウオシュレットは付いていません。
洗濯機は共用?それともプライベート品?
食事は天井の高いリビングでいただきます。各部屋ごとにテーブルが分けられていました。
リビングの外にはウッドデッキがあって涼むことができます。