「スタジオ デラックス スイート ツインルーム」
新大阪にある「ホリデイ・イン&スイーツ新大阪(185室)」に宿泊しました。
開業は2020年10月1日と新しいのですが、元は「オークウッドホテル&アパートメンツ新大阪」 だったものをリブランドしたものです。
オークウッドの閉館からホリデイ・イン開業までの期間がそれほど長くは無かったので、特に大掛かりなリニューアルはせずに、居抜きで開業したのかなと思いました。
ホテル外観
ちなみに同ホテルは、パシフィカ・キャピタルがホテルのアセットマネジメント並びにプロジェクトマネジメントを担当し、新大阪ホスピタリティが運営を受託しているそうです。
ロビーまわり
1階の様子です。奥に格子状の柱が見える辺りがホテルの出入り口です。
1階は主に飲食スペースが幅を利かせています。
ちなみにここで朝食をいただきましたが、コロナ対策もあって和洋2種類のセットメニューのみでした。
1週間も滞在していると流石に代わり映えしないメニューに飽きてしまい、後半は部屋でカップ麺をすすっていました。
ちなみにホテルまでは新大阪駅から徒歩12分ぐらいはかかります。(計測したのは御堂筋線ホームから北改札口を抜けてホテル玄関まで)。
チェックイン時に限って、駅からのタクシー代1000円までをホテルが負担するサービスを行っています。
たとえタクシー代をホテルが払ってくれるとしても、徒歩12分の距離をわざわざタクシーに乗るのは勿体ないと思っていたので、そのサービスは使いませんでした。
こういう時、根っからの貧乏性がサービス享受の邪魔をします。
我ながら残念な性格だと思っています。
エレベーター
エレベーターは部屋のカードキーをタッチしないと動かないタイプです。
また客室に向かう際は、必ずフロント前を通る構造となっているため、スタッフの目もあって安心感は高いと思いました。
扉まわり
部屋の入口扉と扉廻りの様子です。
主電源はカードキーをスロットに差し込んでONになるタイプ。
清掃札はドアノブに吊り下げる従来の方法以外に、照明スイッチ部にソレを知らせるスイッチがありました。
わざわざ外出時に”清掃札”をドアノブにかける手間が省けるので便利です。
フロア図
避難経路図です。Eの字とでも言いましょうか、複雑な形状をしています。
今回泊まった部屋は719号室の「スタジオデラックススイートツイン」。
おそらくこのホテルの中で最も広い部屋だと思われます。
客室内の廊下
客室の入口から部屋の奥を見た様子です。
廊下の長さがまるでマンションのようです。右手前の扉は水回りへの入口です。
水回り
その水回りの扉を開けて中に入った様子です。
奥の扉はトイレ。画面には写っていませんが写真の右側に風呂があります。
洗面台
使いやすい角型のシンクです。
シングルレバー混合栓なので温度調整は便利ですが、お湯が出るまでに少々時間がかかりました。
アメニティ
ソーク製のシャンプー類。
歯ブラシなどは日本国内のIHG系列でよく見るタイプのモノです。
それにしても洗面所のタイルが素敵で気になります。どこの製品だろう?
コップが色違いでセットされている点は、2名で宿泊時に互いにコップの誤使用を防げるので良いと思います。
洗面台下の棚
タオルとタニタの体重計
引き出しの中にはPanasonic製ドライヤー
このホテルで特筆すべきはここです。
洗濯乾燥機がなんとドイツのミーレ製でした。
格好いいので買いたい!思って値段を調べたら、とんでもない価格でした。
そう考えるとホテル経営って費用がかかるものですね。
洗剤はライオン製「トップ スーパーナノックス」。
使った分はハウスキーピングの際に補充されます。
洗面台にあるLEDライトの組み込まれた鏡、実はハイテク製品で、Bluetooth接続で音楽が流れます。
風呂で音楽が流れるなら使いますが、長時間いるわけでもない洗面所で音楽を聞くことは、あまり無さそうな気もするのですが。
お手洗い
お手洗いが個室になっているのは自宅のようで違和感もありません。
ウオシュレット操作部はリモコン式です。
バスルーム
水回りがそれぞれ分かれている点は長期滞在時の落ち着きにかなりの影響力があります。
1泊程度なら狭苦しいユニットバスでも我慢できますが、連泊となると風呂が広いほうが断然ありがたい。
バスタブは十分な大きさがあるので足も伸ばせます。
シャワー
なによりも洗い場があるのがウレシイです。
そして清掃の方は毎日必ず排水口の髪の毛をキレイに取り除いていました。
大変なお仕事を、毎日毎日本当にありがとうございます。
リビング・キッチンスペース
部屋は大変綺麗で長期滞在に向いたつくりです。
1週間滞在しましたが居住性は申し分ありませんでした。
このホテルは客室全体の68%が、独立したベッドルームおよびダイニングに各種家電を常備した「スイートタイプ」であることがホテルの大きな特徴とのことです。
キッチン側からリビングを見た様子です。
「スイートタイプ」は126室あり、客室面積は30-45㎡。
ソファベッドのあるリビングスペース、大型冷蔵庫や電磁調理器・電子レンジのあるキッチン、全自動洗濯乾燥機、洗い場付きの独立型バスルームなど、ゆとりのあるスタジオタイプのマンションとほぼ同じ機能を備えており、ファミリーや連泊利用には最適だと思いました。
ダイニングテーブルはテレビを横目に食事が出来るように配置されています。
ソファはローテーブルを前にして、正面からテレビを見られるように配置されていました。
三菱電機製のエアコン操作部が壁面にあります。
バックライトも明るく視認性が良いです。
キッチン
もはや一人暮らしのアパート以上の充実ぶりです。
キッチン用品の中で最も多用したのがネスプレッソ。
カプセルとペットボトル入りのミネラルウォーターは使った分は毎日補充されました。
シンクは小さいながらも深さがあって水ハネもありませんでした。
食器洗剤や新品のスポンジもセットされています。
冷蔵庫は家庭にあるような冷凍庫付きのタイプです。
電子レンジ。これも滞在中によく利用した家電のひとつです。
以下の設備は1週間の滞在中に一度も使用することはありませんでした。IH調理器。
炊飯器
分別ゴミ箱
こんなに大きなゴミ箱に捨てるようなものは無く、基本的には室内の通常タイプのゴミ箱で事足りました。
食器は種類も数も充実しています。
カトラリーなども用意されていますが、コンビニの箸で済ませてしまいます。
調理器具
換気扇も立派です。
クローゼット
引き戸式のクローゼットは収納力も十分です。
アイロン台と折りたたみ式のバゲージラック。
スリッパはリサイクル式で底が分厚く履き心地の良いタイプです。
東芝製のアイロン
セーフティボックス
ハンガーにはサテンハンガーも備わっています。
寝室
部屋の一番奥に寝室が位置しています。
今回宿泊した面積の広い部屋はツインベッド仕様のみです。
ダブルサイズ以上のベッドで寝たい場合は、部屋面積が狭くなります(それでも普通のビジネスホテルと比べると圧倒的に広いですが)。
枕は2個ずつ。硬軟2種類だったかはスイマセン忘れてしまいました。
サイドテーブル
各種照明スイッチとコンセントが設置されています。
机まわり
ワーキングデスクは三方を壁に囲まれているので仕事に没頭できそうです。
机周りのコンセントの位置も数もちょうど良い感じです。
ワーキングチェアはシンプルでスタイリッシュなデザインでした。
加湿空気清浄機
寝室のテレビはベッドの足元側にあります。
ベッドに横になりながらの視聴に適した位置です。
寝室を窓側から見た様子です。
縦長の部屋だというのがわかります。
部屋面積45㎡はダテじゃありません。
ただし夜中にお手洗いに行くのが遠くて面倒です。
窓はほとんど開きません。
窓外は隣のマンションの外廊下が見えるのみ。
値段の割には部屋の設備や面積が他のホテルよりも優れていると思いました。
ただし最寄り駅からの距離があるので、疲れている時などはホテルと駅との行き来が面倒に思えてしまいます。
特に朝方は新大阪駅から出てくる大勢の通勤客とすれ違うことになるので疲れます。
その一方で、暮らすように旅をするスタイルの場合は、駅への行き来は逆に普段の通勤通学のようにも思えて、日常と変わらないような気持ちになれる気もしました。
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