ブルガリアの首都ソフィアと隣国トルコのイスタンブールを結ぶ国際夜行列車に乗車しました。国境通過を挟んで途中何度も起こされるので寝不足必至の夜行列車です。鉄道好きなら良いでしょううがそうでなければ飛行機で移動した方が身体的には楽だと思います。
ソフィア中央駅です。かつてはオンボロで照明も薄暗かったのですが今ではすっかり明るく綺麗になりました。
これがイスタンブールソフィアエクスプレス。落書きだらけの車両はブルガリア国鉄の座席車輌でブルガリア国内のみの運転です。イスタンブールまで向かうトルコ国鉄の車輌は前方にあります。
サボ。かつてはイスタンブールのヨーロッパサイドの終着駅カラキョイ駅まで運転していたのでしょうがマルマライ開通後は郊外のハルカリ駅までの運転となりました。
寝台車の入口で乗務員がきっぷをチェックします。
指定された車両に乗車します。側廊下が寝台車らしくて素敵。
今宵の個室寝台です。寝台は未だセットされていません。
客室内は幅もあって広々としており圧迫感は皆無。
座席の様子。肘掛けもあって座り心地は悪くありません。
背もたれ部を倒すとベッドになります。
自分でシーツを敷いてセッティング完了。待っていれば乗務員が寝台のセットをしてくれます。
机としても使えそうな幅広い天板のある棚。
右側には冷蔵庫があります。寝台車で冷蔵庫完備というのは初めてです。
洗面台も備わっています。
石鹸とタオル
ソフィア中央駅を出発しました。
発車前に乗務員が切符をチェックしているので発車後の検札はありませんでした。のんびりとベッドに横になって過ごします。
深夜、人気のない駅に停車。
午前3時過ぎ、ブルガリアはハスコヴォ州スヴィレングラード駅に到着。対向列車と交換。
トルコ側の国境駅カピクレ駅に到着しました。
カピクレ駅では全員下車して駅本屋にある入管施設で手続きをしなければいけません。
こちらはブルガリア方面に向かう対向列車の先頭機関車。
翌朝、目を覚ますとイスタンブール郊外を走行中でした。
車窓にキュチュクチェクメジェ湖が見えると終点のハルカリ駅は間近です。
ハルカリ駅に到着です。車体後部にはルーマニアの車両が併結されていました。