「デラックス」
シチリア島のシラクーザからイタリア本土のナポリまでトレニタリアの夜行列車であるインターシティ ノッテに乗車しました。この列車の最大の特徴は途中のメッシーナ海峡を客車航走することです。
本日のチケットです。ネットから予約できるのは大変便利です。シラクーザの駅はいつも窓口が閉まっていました。
シラクーザは21時45分発。時間となったので乗車します。片廊下がいかにも寝台車って感じで素敵。
今宵のデラックス寝台です。ピッカピカではありませんが想像していたよりは綺麗でした。
寝台は3段ありますが1人で使います。
寝床
枕は未使用状態をアピールするべく袋に入った状態でした。
ベッド周りの設備としてカップホルダー。
枕元には読書灯やコンセント
コンセントはこの形状です。
窓は上部が内側に倒れるのみなので換気程度です。
2段目、3段目の枕元にもコンセントはあります。
ハンガーがクリーニング屋のヤツ
出入り口の上部にエアコンの温度調節
部屋の隅にある木目がプリントされた棚。
それを開けると洗面台が姿を現します。
下部にはゴミ箱。その下のペダルを踏めばお湯と水が出ます。
アメニティグッズとペットボトルの水が予めセットされています。


アメニティの中身
列車はシチリア島内を走って海峡に面したメッシーナ駅に到着しました。左側にはパレルモ発のインターシティノッテ。
この両列車が連絡船へと積み込まれ、本土に渡ってからは併結されてローマに向かいます。
連絡船内の車両甲板
手際よく積み込んでいますが、この面倒な作業は時間がかかります。積み込みが終われば乗客は船内に行くことも可能です。
深夜にわざわざ寝床を出る人はそうおらず、船内は閑散としていました。
甲板に出てみます。
港の入り口にある像を超えるとメッシーナ海峡です。対岸のビラ・サン・ジョバンニまではあっという間です。
早々に車内に戻って就寝。翌朝に簡単な朝食が配られました。
それでも寝台車でいただく朝食は特別感があります。
ナポリ中央駅で下車しました。列車はこのあとローマまで向かいます。