「スーペリア ツイン」
北アルプスの自然に囲まれたマウンテンリゾートで、かつての「くろよんロイヤルホテル」をリブランドしたものです。
日本ホテル協会にも加盟している由緒正しきホテルです。
歴史
ホテルの歴史を紐解くと、元は黒部ダムに最も近い高原リゾートとして1965年に「ホテルくろよん」として開業しました。1988年からは「くろよんロイヤルホテル」として増改築し、以来30年に渡りこの地域を代表するリゾートホテルとして存在します。
2019年9月末に営業を終了して改装工事に突入、2020年7月に国内のホリデイ・インリゾートの2拠点目としてリブランドオープンしたものです。
運営は引き続き株式会社関電アメニックスが行っています。
「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」は、立山黒部アルペンルートの長野県側の玄関口であるJR信濃大町駅から車で15分。スキーリゾートが集まる人気の白馬エリアへのアクセスも便利な絶好のロケーションです。
ホテル案内によると、リゾート内にはキッズプログラム、プール、スパ、かけ流しの露天風呂、岩盤浴、ゴルフ場、フィットネス、長野の旬の食材をカジュアルに堪能できるダイニングプレイスを完備。さらに四季折々のアクティビティも提供し、長野・大町でしか体験できない本物のマウンテンリゾートライフへエスコートするとのことです。
それにしても”本物のリゾートライフ”って何なんでしょうか?そしてホテルの名前、長すぎます。
ホテルの客室数は73室。これだけの大きな建物に対して客室数は少なめに思います。
そのせいかホテルのスタッフは宿泊客の顔を覚えているようで、たいへんフレンドリーな接客でした。
総じて若いスタッフが多かったですが、皆さん活き活きとして、気持ちが良かったです。
パブリックスペース
ロビー
ロビーは天井も高く広々として山小屋のような雰囲気があり落ち着きます。
部屋にいるよりも居心地の良い空間でした。
中庭
まるでどこかの美術館にいるかの様な錯覚を覚える中庭もあります。
晴れた日にはさぞかし気持ちよかろうと思いますが利用者は少なかったです。
カフェ
ロビーにはカフェもあります。ウエルカムドリンクはここでいただきました。
しかしカフェ内にスタッフが常駐しているわけではないため、フロントに申し出ると暫くしてレストランからスタッフがやってきてコーヒーをいれてくれました。
ケーキもケース内に陳列していますが、ホテルメイドでは無さそうな感じです。
フロア図
避難経路図です。傾斜地に建っていることと、回遊式レイアウトなので位置関係を把握するのに少し手間取りました。
スーペリアツイン
面積は部屋ごとに多少違うのでしょうがホテルの情報によると31,7㎡〜とのことです
ベッド
ベッドのサイズは幅110cm✕長さ205cmの典型的なシングルサイズです
枕
ホリデイ・インなので硬軟2種類がセットされています
サイドテーブル
ベッドの中央に配されたサイドテーブルには両方のベッドから使えるようにACコンセントとUSBコンセントがあります。
ソファ
2人以上でも腰掛けられる幅のあるソファです
窓辺にはラウンジチェアもありました
テレビは壁掛け式
机まわり
ワーキングデスクは横幅も十分にあって使い勝手は良さそうです。
でもリゾートと名のつくホテルに来てまで仕事はしたくないなあ。
机の天板上の使いやすい位置にコンセントがあります
椅子はワーキングデスクというよりはモダン色の強い椅子でした
引き出し内にはホテルの案内書。
電気ポットとアイスペール。
ティーバッグは”ロンネフェルト”。
ホリデイ・インではお馴染みのイエローラベルのミネラルウォーターとカップ類。
冷蔵庫内は空っぽの状態です。
セーフティボックス
温泉のある宿らしくナイトウェアは浴衣でした。
個人的にはパジャマが良かったのですが。
クローゼット
アイロンとアイロン台、ハンガーの数も必要十分です。
収納力がありそうなので冬場の着ぶくれしている時も、しっかりと収納できそうです。
スリッパは使い捨てタイプと除菌済みのリサイクルスリッパの2種類
眺望
部屋にはテラスもあります。
高原の風を感じることの出来るテラス。
目の前は林の向こうにゴルフコースが広がっています。
水回り
洗面台
ここもリニューアルされたのでしょうか、随分と綺麗でした。
シンクは見た目もスッキリの角型です。
ワンレバー式混合栓なので湯温調整もしやすいです。
コップも色違いがセットされており、2人利用時に誤って他人のを使うミスを防いでくれます。
アメニティ
他のIHG系にあるのと同じパッケージですがホリデイ・インにある緑色ラインのものではなかったです。
タオルとドライヤー
お手洗い
独立タイプでタンクレスのウオシュレット
バスルーム
洗い場付きの広々としたバスルームですが、ホテル内には温泉大浴場があるので部屋の風呂を使う機会は少ないでしょう。
シャンプー類はボトル詰め替え式。
カランはシングルレバーの混合栓なので湯温調整も楽々です
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