「和室」
注)この宿泊記はコロナ禍以前のものです。現在は臨時休業中です。
長野県上田市の菅平にあるホテルです。菅平という場所ゆえに合宿先として利用されることが多そうで、館内にはラグビー日本代表のサイン入りジャージなども飾られていました。
ホテルの作りは昔ながらの観光ホテルといった雰囲気です。
ホテルの運営は菅平高原温泉ホテル株式会社。ホテルは2005年4月1日にそれまでの「菅平高原温泉ホテル桑田館」から現在の名称に変更しました。桑田館とはなんぞや?と思いましたが、代表取締役のお名前が桑田さんでした。全旅連の22代の青年部長も務める方でした。
宿泊棟以外に、トレーニング機器が充実した体育館や、芝がキレイなラグビーグランドもあります。
宿でのんびりとくつろぐと言うよりは、運動がメインの宿って感じもしました。ホテルの代表者である桑田氏がラグビー経験者ということとも関係しているのかもしれません。
当方は合宿ではありませんが、団体での利用でした。
畳部屋に布団を並べる宿泊スタイルは、ホテルの部屋に一人で籠もるのとは違う楽しみがあります。
びっしりと並べられた布団が、どこかタコ部屋的でもあります。
でも布団は柔らかで気持ちよかったです。このホテルの特徴として観光ホテルではありますが、布団を敷くサービスにパ・タン方式というものを取り入れています。一体どういうことかについては宿のホームページに記載がありましたので引用します。
お客様へのルームサービスのひとつに和室でのお布団敷きサービスがあるのですが、私どもが長年の経験してきた中でお布団を敷きにお客様がおいでにならない時間を見計らってお部屋に入り、お布団を敷かせていただくことに違和感を感じておりました。
ご入室いただいてから、お帰りになるまではお客様のプライベートルームとしてお使いいただけたほうが良いのではないだろうか?あるいはちょっと横になりたい、リラックスしたいといった時にいちいち押し入れから布団を引っぱりだすのも億劫だ…などといったことを勘案し、今回当ホテルでは新たにパ・タン(pat-tan)方式というものを導入しました。
この方式では上記のことがすべてクリアになり、またお客様にとってもとても喜んでいただけるものと確信しております。
なお「お客様のプライベートルームとしてお使いいただく」という観点から、恐縮ではございますが、シーツ・枕カバー等のお取り替えも控えることとしております。何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
…とのことです。「パ・タン方式」なるものを初めて聞いたので、宿泊業界では一般的なことなのかと思って調べたものの、このホテル以外で記述が見当たりません。
いづれ再訪した時に、宿の方に伺ってみたいと思いました。
室内にはお手洗いはありますが、お風呂は温泉を使うことになります。
客室は経年の割にはきれいな印象です。
窓は大きく開き、菅平高原の風をふんだんに取り入れることができます。
現在はコロナ禍によって臨時休業中とのことです。