「シングルルーム」
運営は岡山プラザホテル株式会社(本社:岡山市中区)です。ホテルの開業は1989年です。
このホテルにはかつて、知り合いの結婚式で訪れたこともあり、日本ホテル協会にも加盟する県央地域を代表するホテルのひとつです。
ロビーは天井高が低く少し圧迫感があります。またインテリアにどことなく昭和感が漂っているものの、地方都市の社交場的な風格は感じられます。
6階建ての建物の半数のフロアが式場関連です。こうしたことから想像つきますが、客室は結婚式の参列者などの利用を主に想定しているのかも知れません。
このホテルの親会社である岡山プラザホテルも結婚式場としての利用を大々的にアピールしていますし。
フロア図(避難経路図)
レイアウトはいたってシンプルです。廊下が一本貫くのみ。両サイドに非常口と非常梯子。
扉まわり
カードキーではなくキーホルダー式というのが歴史を感じさせます。
入口から部屋を見た様子
シングルルーム
部屋面積は17㎡です。普通のビジネスホテルよりほんの僅かに広い程度です。
別角度からみた部屋の様子です。
床面積が狭いためスーツケースなどを広げると跨がねば行き来できなくなります。
ベッド
ベッド横の壁紙の模様がビジネスホテルチェーンのアルファーワンの客室を連想させ、チープ感を醸し出しています。
ナイトウェアはワッフル生地のパジャマで肌触りは良いです。
この手の結婚式場メインのホテルだと浴衣のパターンが多いのでホッとしました。
サイドテーブルはなくヘッドボードに操作パネルが埋め込まれ、上部に電話機や読書灯が設置されています。
机まわり
ごちゃついていますね。必要なものをとりあえず全部盛りしておきましたって感じ。
テレビとリモコン
ドライヤー。大容量の電気ポットは実家に帰ったかのような感覚になります。
ティーバッグは緑茶が1個のみ。
椅子は通常のモノで在宅ワークとは無縁のタイプ。加湿空気清浄機。
冷蔵庫内は空っぽです。ラウンジチェアとテーブル。その上にはティッシュペーパー。
クローゼット
折りたたみ式バゲージラック、消臭スプレー(ファブリーズ)、洋服ブラシ、靴べら、シューシャインペーパーなどビジネスホテルに必要なものは一通り揃っています。
でもここ、ビジネスホテルというより日本ホテル協会加盟のホテルなんですよね?それにしては安っぽい備品だことよ。
ハンガー。毎度おなじみの使い捨てスリッパ。
エアコン操作部の温度調節ボタンが剥げております。
眺望
吉井川とは反対側の部屋なので津山郊外タウンビューって感じでのどかです。
反対側の部屋ならリバビューでしょうが、目の前に国道が通っているので車の音が気になるかも知れません。安眠を優先するならこちらのタウンビューでしょう。
水回り
狭いユニットバスです。壁面がタイルになっているのがせめてもの救い。
御手洗いはウオシュレット操作部が便座に付いている古いタイプ。
シンクは2ハンドル式のこれまた古いタイプ。
アメニティ
歯ブラシはホテルのロゴが入った紙箱入り。
バスタブは身体の小さな方なら足を伸ばすことも可能なサイズ。
シャンプー類はPOLA製のボトル詰め替え式です。
シャワーはハンドシャワーのみですが、シャワーヘッドは真新しかったです。
バスタオルの横に置かれているスペアのトイレットペーパーが所帯じみています。
開業20周年となる2009年に大規模リニューアルが行われましたが、改装したのはロビーやチャペル、スイートルームだけのようです。
基本的にバンケット事業がメインのホテルだということがわかります。
津山には新しく素敵なホテルが出来たので、今後はそっちをメインに使うことになりそうです。