「スタンダードダブル」
東京都港区赤坂にあるホテルです。
最寄り駅は東京メトロの赤坂見附駅ですが、ホテルまでの青山通りは、ゆるい上り坂となっています。
坂道が苦手なら、赤坂見附駅より距離はありますが、青山一丁目駅からのアクセスも可能です。
ホテルの開業は2007年4月3日、運営はホテルモントレ株式会社(本社:大阪市浪速区湊町)です。
ホテル外観
ビジネスホテル以上の風格は兼ね備えていますが、シティホテルと言うほどのものではありません。
パブリックスペースもそれほど広くないです。
一部のOTAサイトではハイグレードホテルになっていますが、実態はビジネスホテルです。
確かに一部のモントレには日本ホテル協会加盟の店舗もあり、歴史的にもシティホテルとしての風格と歴史があるホテルもあります。
特に閉館してしまいましたが、横浜にあったホテルモントレ横浜はハイグレードホテルと名乗って差し支えないホテルでした。
ホテルモントレ横浜の宿泊記はコチラ
しかし少なくとも都内にあるモントレに関しては、ビジネスホテルだと個人的には思っています。
フロア図
避難経路図です。L字型のレイアウトです。
階段の突き当りに避難階段があります。
スタンダードダブル
客室面積は16〜18㎡と、ダブルにしては狭いです。
濃い色をした木目調の家具が、洗練された空間を演出しているそうです。
また天井の壁紙にはウィリアム・モリスの柄を使用しています。
ホテル名のMONTEREY(モントレ)とは、スペイン語で「山の王」を意味するそうです。
ホテルモントレは、中世ヨーロッパから始まる欧州文化の中で育まれた伝統や生活様式をテーマに、上質なくつろぎでお客様をお迎えするホテルとして誕生した経緯があります。
「あたかもヨーロッパの古き館(やかた)に招かれたような優雅なひとときをお過ごしください。」というのがホテル側の説明です。
ヨーロピアンテイストを意識しているのはわかりますが、所詮は真似た作り物ですし、それも徹底されていないため中途半端で、妙に安っぽく見えてしまうのが残念です。
ベッド
サイズは145cm×203cmです。
ベッドのマットレスはシモンズ社製のポケットコイルマットレスを採用しています。
理想の眠りを実現したベッドでゆったり、快適な睡眠を体感くださいとのことですが、シモンズのマットレスは今やほとんどのホテルが採用しているので、特にありがたみはありません。
机まわり
それほど広くない机の半分近くをテレビが占有しています。
デスクライトは2灯あるので、手元は明るいです。
また椅子の他にスツールもあるので、オットマンとして使用することも出来ます。
ルームキーは、使い倒した感のある擦り切れたカードキーでした。
加湿空気清浄機
ホテルの宣伝で”客室のこだわり”の中で”部屋の空気のこだわり”をあげていました。
それがこの加湿機能付空気清浄機(プラズマクラスター搭載)をすべての客室に標準装備していることだそうです。
乾燥しやすいご就寝中も快適な環境をお約束いたします。とのことですが、これこそシモンズのマットレス以上に一般的な設備であって、わざわざこの程度の備品を高らかに宣伝している点がすごい。他にウリが無いから仕方なく記しているのかな?
眺望
左を見ても右を見ても隣のビル壁ビューです。
「とらや」ビューとでも言いましょうか。
もう少し上層階に行けば視界は開けるのかもしれません。
また青山通り沿いの部屋であれば、視界は良いと思います。
水回り
ユニットバスですが、壁面を客室インテリアのカラーコンセプトである濃い茶色に統一しています。
ミラーが八角形というのも珍しいです。
バスタブ
狭いのでシャワーブース程度の使い方が妥当かと思います。
シャンプー類はホテルオリジナル容器に入ったものでした。
アメニティはホテルオリジナルのパッケージに入ったものです。
コップはプラスチック製です。
お手洗い
ウォシュレットの操作部は便座に付随しているタイプです。
水量調節がダイヤル式で無いのが救いです。