「2等客室」
中通島の南に位置する奈良尾から、福江島の中心都市である福江まで、五島列島内を移動します。
中通島の海の玄関口は有川ですが、ここ奈良尾のフェリーターミナルもなかなか立派なものでした。
しかし、出航時刻が近づいても利用客が誰も現れません。ターミナル内はひっそりと静まりかえっていました。
手持ち無沙汰な窓口で乗船券を購入して、船がやってくるのを待ちます。
真っ青な港内の奥から、長崎を12時25分に出港した「万葉」が現れました。
奈良尾到着は15時ちょうど。
「万葉」は就航が2011年4月17日の新しいフェリーです。
総トン数1553トン、全長86,5m、幅14,5m、旅客定員482人。
車両甲板の様子。この日、奈良尾から乗り込んだ車両はバイクと自転車のみでした。
15時15分に奈良尾を出港し、福江には16時20分に到着します。
フェリーはそのまま最終目的地の長崎へと向かい、長崎には20時に到着します。
2等室の様子です。長崎から福江に向かう乗客がいましたが船内は空いていました。
みなさん壁を背にして陣取っています。この状況で、座敷のど真ん中に寝転がる度胸は持ち合わせていません。
奈良尾〜福江の航跡。距離にして17,3海里でした。