「ツイン」
東京都港区赤坂3丁目にある「赤坂クリスタルホテル」に宿泊しました。赤坂界隈のビジネスホテルでカプセル以外では常に最安値に挑戦(?)し続けている姿に前々から興味津々でした。
しかし赤坂見附駅に近い繁華街の雑居ビル内にあるためホテルを探すのは容易ではありませんでした。手元に地図アプリがあったからたどり着けたものの、そうでなければホテルがこのビル内にあることを気づくのは至難の業かと思います。
チェックインは深夜となり、2階のフロントに上がるとカウンターには誰もいません。奥の事務所から夜番スタッフのイビキが高らかに聞こえてきます。起こしてしまうのはなんだか気の毒に思えましたがこちらも寝たいのでベルを鳴らします。2度鳴らしたところでイビキが止まり慌てて出てきました。アルバイトのような若いお兄さんでした。
今宵の部屋は306号室、避難経路図に英語表記が無いのは気になりますが見れば分かるのかな?
客室扉まわり 意外と天井高があるのがおわかりでしょうか。
ハンガーはフック式
入口から部屋を見た様子です。ホテルの開業は2015年2月となっていますが、それにしては随分と古びた印章を感じました。新規開業なのかリブランドなのかは不明です。
壁に飾られた宮古島にあるビーチホテルの写真が赤坂の雑居ビルの一室との対比を際立たせています。都会に疲れたら南の島に来いという宣伝なのでしょうか?部屋面積は15〜17㎡。
全室ツイン仕様、これはハリウッドツインということでしょうか?ベッドはシモンズ製で布団は西川。
枕は1種類 ナイトウェア


ワーキングデスク 椅子は背もたれのないタイプ
机の上の品々


テレビに冷蔵庫


加湿空気清浄機がありましたが客室の窓辺を見るとカビが目立ったので、きっと清浄機の清掃もあまり行われていないとみて稼働させずにおきます。


水回りです。ドブ臭さが漂っています。就寝時はしっかりとドアを閉めて換気扇は作動し続ける必要がありました。
御手洗いにバスタブ


シャワーとタオル。このシャワーが大変な曲者で霧のようなシャワーとでも言いましょうか、ほとんどお湯が出ないのです。美顔シャワーとして売り出しているミラブルですが、シャワーヘッドの問題というよりもホテル建物の水圧に問題があるようで随分と寒い思いをしました。バスタブにお湯を張るなんて一晩では無理じゃないかと思うほどのチョロチョロ水量です。


窓は曇ガラスで開けたところで隣のビルの壁面が見えるだけでしょう。
やはり安いホテルにはワケがあるということを再認識した次第です。それでもチェックアウト時にはインバウンド客と思われる中国人グループを見ました。個人的には二度と泊まりたくないホテルです。
ちなみにホテルの運営は株式会社リゾートライフ。本社は宮古島、大阪の船場に支社があります。アーバン部門では大阪を中心に「クリスタルホテル」ブランドを展開しているようです。なるほど南千里にあるクリスタルホテルもここだったのかと納得。